HSBC「ブロックチェーンは銀行の収益性問題を解決可能…業界での導入が増加する見通し」[APEC 2025]
グローバル投資銀行HSBCは、ブロックチェーン技術が銀行業界の「収益性圧迫」問題を解決できると説明しました。 ジュクァン・リ HSBCデジタルイノベーション最高責任者は11日(現地時間)、シンガポールで開催された『APEC 2025』で「HSBCがブロックチェーンで多数のプロジェクトを推進している理由は何か」という進行者の質問に対し、「現在、銀行業界は資金調達コストの上昇と手数料収入の減少により収益性の問題が発生している」とし、「ブロックチェーンは会計効率を最大化し、このような問題を解決できると考える」と答えました。 具体的にジュクァン・リ責任者は、HSBCのデジタル債券プラットフォームORIONを例に挙げました。彼は「ORIONは既に1年半で150億ドル規模の債券をプライベートチェーンを基盤に発行した。これは資産アクセスのハードルを大きく下げたために可能だったことだ」と述べました。続けて「今後は地方債、株式、マネーマーケットファンド等へとアセットクラスを広げていく予定」と付け加えました。 現在HSBCはORION以外にも ▲デジタル資産カストディ(受託)、▲ファンドのトークン化などのブロックチェーン事業も展開しています。ジュクァン・リ責任者は「ブロックチェーンは少額投資のアクセス性、国境を越えた決済効率化、透明性などの面で金融包摂性を拡大できる」とし、「将来的にはパブリックブロックチェーンの採用が今より増加するだろう」と見通しました。 シンガポール=ジヌク・ブルーミングビット記者 wook9629@bloomingbit.io
![HSBC「ブロックチェーンは銀行の収益性問題を解決可能…業界での導入が増加する見通し」[APEC 2025]](/images/default_image.webp)