概要
- 日本経済は米国の関税引き上げにより第3四半期の実質GDPが0.4%減少し、6四半期ぶりのマイナス成長を記録したと報じられた。
- 債券市場で10年物国債利回りが17年ぶりの最高値を記録し、財政悪化と信頼低下が円安や物価上昇圧力につながる可能性があると伝えられた。
- 日本政府は大規模な補正予算と成長戦略の推進の意思を示しているが、経済の基礎体力の弱まりにより安定的成長の達成が難しいとの指摘が出ている。
第3四半期 実質GDP 0.4% 減少
関税上昇で自動車などの輸出不振
「第4四半期にはプラスに転じる見込み」
10年物国債利回り、最高値更新

日本経済が6四半期ぶりにマイナス成長となった。米国の関税引き上げに伴う自動車などの輸出不振の影響だ。
日本の内閣府が17日に発表した今年第3四半期(7〜9月)の実質国内総生産(GDP・速報値)は前期比で0.4%減少した。年率換算で-1.8%だ。これにより、昨年第2四半期以降5四半期連続でプラスを記録していた成長率は今年第3四半期にマイナスに転じた。
輸出は1.2%減少し、2四半期ぶりにマイナスに転じた。米国の関税のため自動車の輸出が減少した影響が大きかった。訪日外国人の消費も1.6%減少し、4四半期ぶりの減少となった。7月の大地震説で香港人の訪日が減ったことが影響した。
GDPの半分以上を占める個人消費は0.1%増加し、設備投資も1.0%増加した。キウチ・ミノル経済財政担当大臣は第3四半期のGDPについて「一時的な減少要因があった」と述べ、「景気が緩やかに回復しているという認識に変わりはない」と述べた。
第4四半期(10〜12月)の経済成長率はプラスに回復するとみられている。みずほリサーチ&テクノロジーズは「対米輸出の減少はGDPを年率で約0.2%押し下げると予想される」とし、「関税の影響は長期化するが、輸出見通しが大幅に崩れる可能性は低い」と分析した。米国との貿易協議も妥結しており、第4四半期からは関税ショックが緩和される見込みだ。
高市早苗内閣は第3四半期のマイナス成長を受け、大規模な補正予算を求める見通しだ。日本経済新聞によると、高市内閣は21日に決定する総合経済対策の規模を17兆円、それを支える補正予算を14兆円と想定している。新型コロナウイルス流行時の2020会計年度を除けば、過去最大規模だ。
高市内閣は大胆な投資で「強い経済」を実現する構想だ。来年夏を目標に「日本成長戦略」を策定している。キウチ経済財政担当大臣は、財政拡大と金融緩和により需要が供給を持続的に上回れば長期成長率も高まるという「高圧経済」を持論としている。
債券市場は高市内閣の「ばらまき」に警鐘を鳴らしている。この日、東京の債券市場で長期金利の指標である10年物国債利回りは年1.730%まで急騰した。2008年6月以来17年ぶりの高水準だ。財政悪化への懸念から債券の売りが広がり、債券価格が下落したのだ。読売新聞は「財政信頼度の低下で円安がさらに進めば輸入品価格が上昇し、物価上昇圧力が一層強まる可能性がある」と指摘し、「経済対策がかえって国民の生活苦を招く可能性がある」と警告した。
さらに大きな問題は日本経済の基礎体力が低下している点だ。一人当たりGDPを物価水準を反映した購買力平価指数で比較すると、日本は2009年に台湾、2015年に韓国に追い抜かれた。今年はポーランドにも下回る見通しだ。朝日新聞は「高齢化の影響もあるが、『豊かさ』を示す指標で徐々に遅れを取っている」と指摘した。
日本政府は財政と社会保障の持続可能性を確保するため、人口減少の影響が本格化する2030年代以降も年1%を安定的に上回る成長が必要だと見ている。しかし現状が続けば達成は難しい目標だという指摘が出ている。朝日は「成長戦略は第2次安倍晋三政権以降、歴代政権が看板に掲げてさまざまな対策を打ち出してきた」とし、「明確な成果は出ていないのが現実だ」と述べた。
東京=キム・イルギュ特派員 black0419@hankyung.com

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