概要
- 米議会の『エプスタイン・ファイル公開法案』可決と内部分裂により トランプ大統領 の共和党掌握力が弱まったと伝えた。
- 相互関税の課税などによる 物価上昇 によりトランプ大統領の支持率が30%%台に低下したと伝えた。
- 支持率低下と来年の 中間選挙 を控えた共和党の脆弱性が強調されたと伝えた。
『エプスタイン文書公開法案』 米議会可決
支持率 30%台に低下
MAGA 内部の分裂の兆しが表面化
トランプ「法案に賛成票を投じろ」
下院 427対1、上院は満場一致
文書公開は大統領署名のみを残す
世論調査で65%が「物価管理ができていない」と回答
政権発足1年未満で支持率9%P↓
来年中間選挙を前に対応を模索

ドナルド・トランプ米大統領は、政権発足後最大の危機に直面した。米議会が性犯罪者である故ジェフリー・エプスタイン事件の資料を公開するよう求める法案を可決したためだ。トランプ大統領の共和党支配力が低下したとの分析が出ている。相互関税の課税による物価上昇で民意も悪化し、トランプ大統領の支持率は2期目で最低水準に落ちた。来年11月の中間選挙を前に非常事態となっている。
中間選挙は来年だが MAGA が分裂
米下院は18日(現地時間)本会議で、いわゆる『エプスタイン・ファイル透明化法案』を賛成427票、反対1票で可決した。事実上、与党共和党議員もほとんどが賛成票を投じた形だ。法案が下院を通過してから数時間後、上院も満場一致で法案を処理することに同意した。
トランプ大統領はこれまで、法案が議会を通過すれば署名すると表明していた。約束どおりであれば司法省はエプスタイン・ファイルを公開しなければならない。ここにはエプスタインおよび共謀者ギスレイン・マクスウェルに関連するすべての機密記録、文書、通信および捜査資料が含まれる。対象資料は法律制定後30日以内に検索またはダウンロード可能な形式で公開される。このリストにトランプ大統領の名前があるかどうかが論点の核心だ。
トランプ大統領は昨年の大統領選期間中、当選すればエプスタイン・ファイルを公開すると述べていた。しかし当選後は公開方針を撤回した。エプスタイン文書公開の要求を「民主党の茶番劇」と一蹴したこともある。しかしトランプ大統領の説得にもかかわらず、共和党内でファイル公開を求める声が大きくなると突如公開賛成に転じた。議会で法案を通す際に受ける打撃を緩和するための措置と解釈される。今回エプスタイン法案を共同提案したトーマス・マッシー共和党下院議員は「トランプ大統領は彼の支持基盤を制御できていない」と述べた。
エプスタイン・ファイル公開を巡り、トランプ大統領の忠誠派である『MAGA(アメリカを再び偉大に)』陣営内の対立も表面化した。『トランプ大統領の追随者』と呼ばれたマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州)と対立したことが典型例だ。グリーン議員は共和党内の内紛終結と疑惑解消のためにファイル全面公開を繰り返し求めてきた。「強姦被害者を支持する」と表明したこともある。グリーン議員がエプスタイン・ファイル公開に加わると、トランプ大統領は「共和党全体を裏切った反逆者だ」と非難した。
米政治専門メディアのザ・ヒルは「上下両院でエプスタイン資料公開法案を処理する過程は、トランプ大統領の議会に対する影響力に限界があることを示した事件だ」と解釈した。ポリティコはトランプ大統領に対する無条件の服従が崩れていると評価した。また「トランプ大統領が直面する前例のない内部批判と逆風は、共和党がトランプ大統領以降の未来を考えていることを示している」と伝えた。

政権2期目で初の30%台支持率
トランプ大統領の支持率も急落している。ロイター通信が調査会社イプソスに依頼して発表した世論調査結果(標本誤差 ±3%ポイント)で、トランプ大統領の支持率は38%だった。トランプ2期目行政府発足翌日の1月21日の支持率(47%)より9%ポイント低下した。2期目に入っての最低だ。トランプ1期目の最低支持率(33%)、前大統領ジョー・バイデンの最低支持率(35%)と同程度の水準だ。今回の調査は先の14〜17日に米国成人1017人を対象に行われた。
回答者は生活物価に不満を示した。政府が物価をうまく管理していないと答えた意見が65%であるのに対し、うまく管理しているという回答は26%にとどまった。共和党支持者の中でも3分の1が物価政策に否定的な認識を示した。ロイターは「トランプ大統領の代表的な経済政策は米製造業復興のための関税引き上げだったが、多くの経済学者はこの政策が物価上昇を引き起こしたと見ている」と指摘した。
エプスタイン事件の処理に関しても、回答者の70%はトランプ政権が関連情報を隠蔽していると信じていることが分かった。民主党支持者の87%と共和党支持者の60%がそのように回答した。
ロイターは「有権者は共和党が経済政策でより良いアプローチをとっていると判断しているが、トランプ大統領の人気低下は来年の中間選挙で共和党をさらに脆弱にする可能性がある」と指摘した。
ハン・ギョンジェ記者 hankyung@hankyung.com

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