概要
- トランプ大統領がパウエル米中央銀行議長の解任の可能性に言及し、利下げの圧力を強めたと伝えられた。
- 10月のFOMC議事録で利下げの追加の可否が不透明である点が指摘されたと述べられた。
- トランプ大統領はFRB議長交代の可能性について複数の候補を検討していると伝えた。
"正直に言ってパウエルを解任したい"
"利下げの説得ができなければ財務長官も解雇"

ドナルド・トランプ米大統領は19日(現地時間)、ジェローム・パウエル米中央銀行(Fed)議長を解任したいと公に述べた。同席していたスコット・ベッセント米財務長官に対し、金利を速やかに引き下げるようパウエルを「説得しろ」と圧力をかけた。トランプ氏はそれができなければ「お前も解雇する」と冗談交じりに警告することもあった。
トランプ大統領はこの日、ワシントンD.C.で開かれた米国-サウジ投資フォーラムの演説でパウエル議長について「率直に言って、彼の尻を蹴るかのように解雇したい」と述べた。
続けてトランプ大統領はベッセント財務長官に向かって「金利が高すぎる。スコット、これを早く解決できなければお前も解雇する」と述べた。実際に解雇の意志があるかは不明である。
ホワイトハウス報道官クシュ・デサイはCNBCに送った声明で「ホワイトハウスはベッセント長官の職務遂行能力を全面的に信頼しており、トランプ大統領は新しい『有能な』連邦準備制度理事会(Fed)議長候補を探している」と述べた。
トランプ氏はこの日、ベッセント長官がパウエル議長の任期(2026年5月終了)まで解任を先送りするよう求める会話を真似して「スコットが『閣下、彼を解雇しないでください。お願いします。任期が3か月しか残っていません』と言う。だが私は彼をすぐに追い出したい」と語った。
また商務長官ハワード・ルトニックについては「パウエル議長の解任をより支持する人物」であり「ハワードは『すぐに追い出せ』と言うだろう」と付け加えた。
トランプの発言は10月のFOMC議事録公開直前に出た。議事録によればFedのメンバーは追加の利下げの必要性を巡って大きく意見が分かれており、結局基準金利を3.75~4.0%に0.25%ポイント引き下げたが、12月の追加引き下げの可否は不透明だ。
トランプ大統領はパウエル議長が「金利を十分に早く、十分に大きく引き下げない」と長期間批判してきた。彼は前日にもホワイトハウスで「パウエルを解雇しようとしているが人々が私を止めている」と主張した。
トランプ大統領はまた、パウエル議長の後任を探すために複数の候補と協議しており、ベッセント長官がその過程に関与していると述べた。
ニューヨーク=パク・シンヨン特派員 nyusos@hankyung.com

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