概要
- 連邦政府のシャットダウンで10月の雇用報告書の発表が取り消され、市場の12月の利下げ期待が1か月で100%%から30%%に下がったと伝えた。
- FOMC議事録によれば委員の多数が今年残りの期間政策金利の据え置きが望ましいと述べ、これが市場の利下げ見通しの下方修正に影響したと伝えた。
- 米労働省は10月の雇用指標の発表を史上初めて見送ると発表し、これが投資家の市場予測の不確実性を高めていると伝えた。
雇用・失業率の両方が確認しにくくなると
12月の利下げ確率が1ヶ月で100%→30%に
雇用指標をまるごと見送るのは史上初
FOMC議事録は「12月据え置きの意見が多数」と

米連邦準備制度理事会(Fed)の委員の多くが先月開かれた金融政策会合(FOMC)で12月の政策金利据え置きが望ましいとの意見を示したことが明らかになった。連邦政府のシャットダウンによる影響で利上げ・利下げの判断の鍵となる10月の雇用報告書までも発表されなかったため、市場は1か月前に100%に達していた12月の利下げの可能性を30%程度に引き下げた。
19日(現地時間)に公開された10月FOMC議事録は「多くの参加者がそれぞれの経済見通しに照らして今年残りの期間は政策金利を維持するのが望ましいとの意見を示した」と明らかにした。一方で「数人の参加者は経済状況が自分たちの予想通りに進展する場合、12月の利下げが適切だという意見を出した」と議事録は伝えた。Fedの表現慣例上、これは当時の会合では据え置き意見が利下げ意見より優勢であったことを示唆する。
10月の雇用報告書の発表が取りやめられたことで、市場は来月9~10日に開かれるFOMCでFedが12月に利下げに踏み切る可能性が低いと見ている。利下げを支持する委員らが注視する月次の雇用増加鈍化や失業率の急上昇の有無を両方とも確認できなくなったためだ。
この日、シカゴ商品取引所(CME)のフェドウォッチによれば12月の利下げ可能性は29.6%に落ちた。前日までは市場は利下げ可能性を50.1%で「五分五分」と見込み、1か月前には98.8%でほぼ確実との見方が優勢だった。
この日、米労働省傘下の労働統計局(BLS)は「10月の雇用報告書の資料を配布する計画はない」と発表した。歴代最長期間続いた連邦政府のシャットダウンの影響だ。
BLSは企業調査に基づく非農業部門の雇用増減統計は11月の雇用報告書に含めて来月19日に合わせて発表する予定だとした。シャットダウン期間中に調査資料が収集されなかったため、失業率統計が含まれる家計調査に基づく統計は10月分がまったく欠落する。
BLSが月次の雇用報告書自体を発表しないのは史上初めてだ。過去にもシャットダウンで一部の報告書が遅延したことはあったが、主要な雇用指標の発表を完全に見送った例はなかった。
記者 イム・ダヨン allopen@hankyung.com

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