- 最近、人民元の価値が14カ月ぶりの最高値を記録し、1米ドル=7元割れが間近であると伝えた。
- 米国の政策金利引き下げや中国政府の内需刺激政策、そして中国株への資金流入などが人民元高の背景だと伝えた。
- グローバル金融機関は来年末に人民元の為替レートが1米ドル=6.7〜6.8元までさらに上昇すると見込んでいると伝えた。
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- 技術の特性上、重要な内容が省略されたり事実と異なる場合があります。
ドルに対する価値が14カ月来で最高
今年は3.7%上昇…来年も堅調見通し

中国の人民元為替レートは14カ月ぶりの安値(人民元価値の上昇)を記録し、1米ドル=7元割れが目前に迫っている。米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利引き下げで米ドルが弱含みとなっているうえ、中国政府が来年の最重要経済政策に内需の刺激を掲げており、人民元の切り上げを容認していると分析される。
24日、上海為替市場での人民元為替レートは午後4時30分時点で前日比0.02%下落の1米ドル=7.0263元を示した。
昨年10月7日の1米ドル=7.0185元以来、14カ月余りぶりの安値だ。人民元の価値は今年上半期に上下を繰り返した後、下半期に入り急速な上昇基調を続けている。ドルに対する人民元の価値は年初来だけで約3.71%上昇した。
米中間の貿易対立という中国経済の最大の変数が緩和し、中国株への資金流入が加速していることから、来年も人民元高が続くとの見方が広がっている。来年初めに心理的な抵抗線である1米ドル=7元が割れるとの観測も多い。バンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックスは来年末に人民元が1米ドル=6.8元、ドイツ銀行は6.7元まで下落すると予想している。
内需刺激が急務の中国、人民元切り上げを容認
輸出企業には逆風だが消費喚起に…ゴールドマンは「人民元は25%割安」
中国の人民元価値が高騰している。米国の政策金利引き下げと米中の貿易摩擦緩和が重なったことによる。加えて中国当局が来年に内需主導の成長を掲げ、人民元の切り上げを容認する雰囲気だ。来年初めには心理的抵抗線である1米ドル=7元が割れると予想する向きが多い。
24日、北京の金融業界によれば、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、華泰証券など現地・グローバルの金融機関は来年末を目処に人民元価値が1米ドル=6.8元水準に収束すると見ている。ドイツ銀行は6.7元までを見込んでいる。英国のユリゾーンSLJキャピタルは来年末までに人民元が1米ドル=6.25元まで急速に切り上がると予想した。昨年9月以降、人民元為替レートが1米ドル=7元を下回ったことはない。

米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利引き下げで人民元を含む非ドル通貨が全般的に切り上がる流れになっているが、人民元高は特に顕著だ。人民元高の背景にはドル安だけでなく、中国の堅調な輸出実績、中国株の好調、そして中国政府の強力な内需活性化の意思が複合的に作用している。さらに中国の輸出企業でさえ人民元建て決済を好む動きがあり、人民元の価値を押し上げている。
中国政府も一定水準の人民元切り上げを容認している。実際、この日中国人民銀行はドル・人民元の取引基準レートを前日比0.07%低い1米ドル=7.0471元と公表した。先月以降、人民銀行は市場の予想よりも低い水準で基準レートを公表している。中国政府が来年の最優先政策目標に内需喚起を掲げているためだ。人民元の切り上げは中国の輸出企業には逆風だが、中国の内需市場を強化するために不可欠だ。原材料や輸入コストが低下すれば内需拡大と消費喚起に好影響を与える。あわせて人民元高を通じて人民元の国際化を推進する目的もある。人民元が安定的に上昇すれば国際金融市場での影響力は必然的に高まる。
ゴールドマン・サックスは現在の中国人民元の価値が経済の基礎力に比べて約25%割安だと評価した。このような状況で今年の中国の貿易黒字が過去最大を記録すると見込まれると、貿易不均衡に対する国際社会の批判が拡大している。人民元の切り上げを通じて貿易摩擦を緩和し、消費促進効果も狙うのが中国政府の戦略だ。
人民元の価値上昇は韓国ウォンの下落を和らげる可能性がある。過去にウォンと人民元が同調する現象を示したことが多かった点からだ。
北京=キム・ウンジョン特派員 kej@hankyung.com





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