概要
- 米上院にブロックチェーン規制明確化法案(Blockchain Regulatory Certainty Act・BRCA)が提出され、暗号資産(仮想通貨)の市場構造法案を巡る議論が本格化していると伝えた。
- BRCAは、利用者資金を管理しないブロックチェーン・ソフトウェア開発者、サービス提供者を資金移動業者(money transmitter)と見なさないことで、規制リスクの低減を図る趣旨だとした。
- 同法案は上院銀行委員会の暗号資産市場構造法案に盛り込まれる可能性が高く、暗号資産市場構造法案のマークアップ日程は今月末に延期されたと伝えた。

暗号資産(仮想通貨)市場構造法案を巡る立法議論が本格化する中、ブロックチェーン・ソフトウェア開発者の法的責任の範囲を明確にする超党派法案が米上院に提出された。
13日(現地時間)、ザ・ブロックによると、共和党のシンシア・ルミス上院議員と民主党のロン・ワイデン上院議員は、ブロックチェーン規制明確化法案(Blockchain Regulatory Certainty Act・BRCA)を共同で発議した。同法案は、利用者資金を管理しないソフトウェア開発者およびサービス提供者を資金移動業者(money transmitter)と見なさないよう定める内容を盛り込んでいる。
BRCAは、先に米下院で議論された内容と類似した構造で、開発者とインフラ提供者がいつ資金移動関連法の適用対象から除外されるのかを明確にする「ガードレール」を設けることが柱だ。これにより、分散型ネットワークでのコード作成や検証ノード運用のみで規制リスクに晒される事態を防ぐ狙いがある。
ワイデン議員は声明で「コードを書く開発者に取引所やブローカーと同じ規則を強制するのは技術を理解していないアプローチであり、米国人のプライバシーと表現の自由を侵害する恐れがある」と述べた。暗号資産業界では、同発言をDeFi(分散型金融)およびセルフカストディ(self-custody)のエコシステムを守る意思を明確にしたものと受け止めている。
同法案は、現在議論中の上院銀行委員会の暗号資産市場構造法案に盛り込まれる可能性が高いと伝えられた。事情に詳しい関係者によると、BRCAは銀行委員会が推進する包括的な暗号資産規制法案の一部として統合され得るという。
一方、上院農業委員会は上院銀行委員会とともに今週木曜日に暗号資産市場構造法案のマークアップを行う予定だったが、日程は今月末に延期された。超党派合意を維持するための調整だとの説明が付け加えられた。





