概要
- レポートは、ビットコインが短期調整後にレバレッジ負担の緩和と強い現物需要を背景に、市場構造が徐々に改善しているとした。
- 上昇局面ではショートスクイーズ、ショートポジション清算、未決済建玉の正常化がみられ、過度だったデリバティブ・ポジションの負担が緩和されたと伝えた。
- ただし、9万3000~11万ドルの長期保有者の供給ゾーン入りにより上値の売り圧力は残る一方、利益確定量の減少で上値の売り物を吸収できる可能性が高まっていると分析した。

ビットコイン(BTC)は短期的な調整を経たものの、レバレッジ負担が緩和され、市場構造は徐々に改善しているとの分析が出た。
19日、暗号資産(仮想通貨)専門メディアのオデイリーによると、ビットフィネックス・アルファ(Bitfinex Alpha)は最近のレポートで、「ビットコインは強い現物需要を背景に9万4000~9万5000ドルのレジスタンスゾーンを一時的に上抜け、14日には日中に9万7850ドルまで上昇し、約2カ月ぶりの高値を記録した」と述べた。さらに「今回のブレイクアウトが一時的だったとしても、レバレッジ圧力が低下し市場環境が整理されたという点で建設的な動きだ」と診断した。
レポートは、この上昇局面で意味のあるショートスクイーズが発生したと説明した。単日のベースで約100日ぶりの最大規模のショートポジション清算がみられ、未決済建玉は正常化局面に入った。レバレッジをかけたロングポジションの利益確定とショートポジションの整理が同時に進み、過度だったデリバティブ・ポジションの負担が緩和されたとの評価だ。
ただし、上値での売り圧力はなお残っているとされた。ビットコインは現在、9万3000~11万ドルのレンジと推定される長期保有者(LTH)中心の供給ゾーンに入っている。この価格帯は過去にも反発が限定されてきた局面で、長期保有者は依然としてネット売りの流れを示している。
もっとも、売りのペースは大きく鈍化したとの評価だ。週次ベースの利益確定量は、サイクル高値時に週当たり10万BTCを上回っていた水準から、最近は約1万2800BTCへと減少した。ビットフィネックスは、こうした動きに第1四半期の季節要因と以前より改善した注文フローが加わり、上値の売り物を吸収できる可能性が高まっていると分析した。
レポートは「この供給ゾーンを安定的に上抜けるには、長期保有者の売り圧力がさらに緩和される必要がある」とし、「そうなれば、より持続的な反発とともに史上最高値への再挑戦の可能性も開ける」と付け加えた。





