オープンAI、年末の上場準備か…「アンソロピックより前倒し」

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • オープンAIが今年第4四半期にIPOを準備しており、ウォール街の主要投資銀行と非公式協議を進めていると伝えた。
  • オープンAIは企業価値約5,000億米ドルで、1,000億米ドルを上回るプレIPO資金調達を推進していると伝えた。
  • オープンAIは安定的なキャッシュ創出事業がない構造で、適切なタイミングでのIPOによる資金調達の可否が今後の事業戦略の分水嶺になると予想されると伝えた。
Photo=jamesonwu1972 / Shutterstock.com
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ChatGPTの開発元であるオープンAIが、今年第4四半期の新規株式公開(IPO)に向けて準備を進めているとの報道が出た。実際に上場に踏み切れば、人工知能(AI)業界を代表する超大型IPOになる見通しだ。

29日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、オープンAIは現在、米ウォール街の主要投資銀行とIPOに関する非公式協議を進めているという。最高会計責任者(CAO)とコーポレート・ビジネス・ファイナンス責任者(CBFO)の選任を推進するなど、財務組織の強化にも乗り出した。WSJは「上場を念頭に置いた社内準備作業が本格化したと解釈される」と伝えた。

オープンAIは現在、企業価値がおよそ5,000億米ドルと評価される世界最大級の未上場企業の一つだ。足元では1,000億米ドルを上回る大規模な資金調達を推進している。これは上場前の株式投資(プレIPO)の性格を持つ。今回の調達では、日本のソフトバンクが300億米ドルの投資を検討しており、アマゾンは目標額の約半分に当たる500億米ドルを投資する案をオープンAI側と交渉していると伝えられた。

オープンAIが上場を進める背景には、競合のアンソロピックをけん制する思惑も作用したとされる。WSJは関係者の話として、「オープンAI経営陣が、アンソロピックが自社より先にIPOに踏み切る可能性を懸念してきた」と伝えた。アンソロピックは当初目標だった100億米ドルを超える資金調達を進めており、IPOに向けた動きを加速させている。今年末の上場可能性も排除しない姿勢をウォール街に伝えたという。

オープンAIは、グーグルやメタ・プラットフォームズなど既存のビッグテックと異なり、安定的に現金を生み出す事業を持たない構造だ。大規模AIモデルの開発・運用に毎年莫大な費用が投じられるだけに、適切なタイミングでのIPOを通じた資金調達の可否が、今後の事業戦略の分水嶺になるとみられる。

サム・アルトマンオープンAI CEOは先月、あるポッドキャストで「個人的に上場企業の代表になるのがいいかと問われれば『0%』と答える」とし、「オープンAIが上場企業になることには期待される側面もあるが、別の一方では非常にいら立たしいことになるだろう」と語った。

キム・ドンヒョン記者 3code@hankyung.com

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