概要
- 米国とイランがホルムズ海峡の開放と発電所攻撃の威嚇を応酬し、武力衝突の可能性が高まったと伝えた。
- イランがディモナの核施設への攻撃やテヘラン中心部への空爆などでイスラエルと相互に報復に乗り出し、中東地域の不安が高まっていると述べた。
- イランが射程4000kmの弾道ミサイルを発射し、西欧の主要都市まで射程圏に収め、サウジ・イラクなど周辺国への攻撃も続いていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


イラン、ディモナを空爆…イスラエルが即座に再報復
射程4000km…西欧も射程圏に入った

米国とイスラエル、イランの武力衝突が制御不能な形で激化している。ドナルド・トランプ大統領がイランの発電所を壊滅させると威嚇すると、イランはホルムズ海峡の完全封鎖で対抗した。
トランプ大統領は21日(米東部時間)、トゥルース・ソーシャルで「イランが今から48時間以内に、いかなる脅威もなくホルムズ海峡を完全に開放しないなら、米国は最大の発電所を皮切りにイランの各種発電所を攻撃し、壊滅(obliterate)させる」と述べた。
これに対し、イラン軍中央軍事本部の報道官は「米国の脅威が実行されれば、ホルムズ海峡は完全に封鎖され、発電所が再建されるまで再び開かれない」と応酬した。イラン軍報道官も「イランの燃料・エネルギー基盤施設が攻撃を受ければ、米国およびその政権が保有する域内のあらゆるエネルギー・IT・淡水化基盤施設が標的になる」と警告した。
戦線も拡大した。イランは21日、核施設のあるイスラエル南部ディモナ市にミサイルを撃ち込んだ。米国・イスラエルによるナタンツのウラン濃縮施設攻撃への報復だ。イスラエル保健省によると、ディモナで64人、近隣のアラド村で116人が負傷した。イスラエルは数時間後、「イランのテロ政権を標的に、テヘラン中心部への空爆を実施している」として、即座に再報復に踏み切った。
イランのミサイルによる威嚇水準も高まった。イランは20日、本土から4000km離れたインド洋のディエゴガルシア英米共同軍事基地に弾道ミサイルを発射した。イランがこれまで自国の上限として維持してきた射程2000kmを超えた格好だ。ブルームバーグ通信は、今回の発射が英国ロンドン・フランスのパリなど西欧の主要都市がイランの攻撃範囲に入り得ることを意味すると分析した。
周辺国への攻撃も続いた。サウジアラビアは、リヤドに向けて飛来したミサイル3発のうち1発を迎撃し、残る2発は非居住地域に落下したと発表した。バグダッド空港近くの米国の外交・物流施設を狙ったロケット・ドローン攻撃も8回発生した。ヒズボラはイスラエル北部に駐留する兵士らにロケット砲撃を加え、1人が死亡した。今月2日の交戦再開以降、ヒズボラの攻撃によるイスラエル国内での初の死者だ。
ホン・ミンソン 韓経ドットコム記者 mshong@hankyung.com

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