概要
- チャールズ・シュワブは、暗号資産の投資配分に正解はなく、少額の 組み入れ だけでもポートフォリオの リスク が高まる可能性があると分析した。
- リポートは、ビットコインとイーサリアムの高い ボラティリティ と 下落幅 を踏まえ、収益重視・リスク重視の各手法に応じて、ポートフォリオの類型ごとに暗号資産の 組み入れ比率 を変える必要があると説明した。
- チャールズ・シュワブは、暗号資産が一定の 分散投資効果 をもたらす一方、投資配分を拡大するとポートフォリオの成績が暗号資産の 価格 に大きく左右されると強調した。
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チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)は、暗号資産の投資配分に一律の正解はなく、少額の組み入れでもポートフォリオのリスクが高まる可能性があると分析した。
米暗号資産メディアのザ・ブロックが8月7日に報じた。米大手証券チャールズ・シュワブは最近公表したリポートで、暗号資産投資の手法として、収益重視とリスク重視の2つのアプローチを示した。投資家の目標やリスク許容度に応じて戦略を変える必要があるとしている。
同社はリポートで、暗号資産を組み入れると、株式や債券に比べてリスクが集中しやすいと指摘した。金融研究センターでデジタル資産調査を統括するジム・フェライオリ氏は、暗号資産をポートフォリオに加えると、比率が小さくても運用成績の変動が大きく広がり得ると説明した。
収益重視のアプローチは、期待収益率とボラティリティ、資産間の相関関係を踏まえて配分を決める手法だ。ビットコインの期待収益率を年率15%と仮定した場合、保守型ポートフォリオでは約1%、中立型では6.6%、積極型では8.8%まで組み入れが可能だと分析した。イーサリアムはボラティリティがより高く、適切な配分はそれぞれ0.1%、2%、2.5%と、ビットコインより低い水準が妥当だとした。もっとも、期待収益率が10%を下回る場合は、積極的な投資家でも組み入れの必要性は薄れる可能性があると付け加えた。
実際のボラティリティ指標でもリスクの高さが確認できる。チャールズ・シュワブによると、ビットコインの年率ボラティリティは約72%、最大下落率は70%超に達する。イーサリアムはボラティリティが約98%、最大下落率が88%と、伝統資産を大きく上回る。
リスク重視のアプローチは、ポートフォリオ全体に占める暗号資産のリスク割合を基準に投資規模を決める手法だ。例えば、ポートフォリオ全体のリスクの10%を暗号資産に割り当てる場合、保守型ポートフォリオではビットコイン約1.2%、イーサリアム約0.9%でもその水準に達すると分析した。中立型と積極型では、ビットコインが約2.8%〜4%、イーサリアムが約2%〜2.9%で、同程度のリスク比率を形成するという。
同社は、暗号資産が一定の分散投資効果をもたらすと評価する一方、配分を増やすとポートフォリオの成績が暗号資産価格に大きく左右されると強調した。
一方、チャールズ・シュワブはビットコインとイーサリアムを直接売買できる「シュワブ・クリプト」口座の投入を準備しており、現在は待機リストを設けている。2019年には暗号資産を投機的資産と位置づけていたが、その後は姿勢を徐々に変えている。

YM Lee
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