概要
- ハナ証券はサムスン電子について、今年の営業利益355兆ウォン、投資判断「買い」、目標株価30万ウォンを維持すると明らかにした。
- メモリー価格の上昇と長期供給契約への期待を踏まえても、バリュエーションは極端な割安圏にあると指摘した。
- 潤沢なフリーキャッシュフロー(FCF)に基づく強力な株主還元が期待されるとして、メモリー業種の組み入れ比率引き上げと最有力銘柄の推奨を維持すると強調した。
期間別予測トレンドレポート



ハナ証券は4月8日、サムスン電子の2024年の営業利益が前年比711%増の355兆ウォン(約39兆円)に達するとの見通しを示した。投資判断「買い」と目標株価30万ウォン(約3万3000円)は据え置いた。
同証券のキム・ロクホ研究員は、4〜6月期もメモリー価格は堅調に推移するとみている。DラムとNAND型フラッシュメモリーの価格がそれぞれ38%、50%上昇することを前提としているという。
ビッグテックを中心に、サーバー向け顧客に加えてモバイル向け顧客も価格上昇を受け入れていると分析した。コスト上昇局面をシェア拡大の機会として活用する戦略を進めているとも指摘した。
下期からは人工知能(AI)システムに搭載される各種CPU、DPU、LPXなどにLPDDRが採用されるため、あらかじめ物量を確保しようとする動きも確認されたという。長期供給契約の形態についても、市場が懸念するような上値を抑えた構造ではなく、一定程度の価格レンジが開かれると判断した。
ハナ証券は、サムスン電子の4〜6月期営業利益が90兆ウォン(約9兆9000億円)に迫り、7〜9月期には100兆ウォン(約11兆円)を上回ると予想した。
キム氏は、四半期で100兆ウォンの営業利益を見込む局面にもかかわらず、バリュエーションは極端な割安圏にあると指摘した。メモリー事業の業績変動性を抑えられる長期供給契約が控えていることも材料に挙げた。
そのうえで、潤沢なフリーキャッシュフロー(FCF)を背景に強力な株主還元が期待されるにもかかわらず、理解しがたい株価の動きが続いていると強調した。業績の上方修正が続く局面では、メモリー業種の組み入れ比率引き上げと最有力銘柄としての推奨を維持するとした。
コ・ジョンサム 韓経ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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