量子計算機でECC解読に成功、1BTCの懸賞金受領

JH Kim

概要

  • 独立研究者のジャンカルロ・レリ氏が公開量子ハードウエアを使い、15ビットの楕円曲線暗号(ECC)鍵の解読に成功し、1 BTCの懸賞金を受け取った。
  • 今回の成果は2025年9月時点の記録に比べて約512倍の規模で、これまで公開された量子攻撃の実演としては最大規模と評価されている。
  • 専門家は、量子コンピューティングの進歩が想定以上に速いなか、256ビット解読に必要な物理キュービット数の推定値が50万個未満まで低下したことを踏まえ、暗号資産のセキュリティーと今後の対応策が重要な変数になると指摘した。

期間別予測トレンドレポート

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量子計算機を使った暗号解読の実演が行われ、技術進展の速さを巡る懸念が強まっている。

コインデスクが4月24日に伝えたところによると、独立研究者のジャンカルロ・レリ氏は公開量子ハードウエアを使い、15ビットの楕円曲線暗号(ECC)鍵の解読に成功した。プロジェクト・イレブンが掲げていた1BTCの懸賞金も受け取った。

今回の成果は、2025年9月時点の記録に比べて約512倍の規模となる。公開された量子攻撃の実演としては、これまでで最大規模とみられる。

もっとも、今回の実験は15ビット水準にとどまる。ビットコインが採用する256ビットのセキュリティー体制を直接脅かす段階にはないとの分析が出ている。

それでも専門家は、量子攻撃の進歩が想定より速い点に注目している。とりわけ256ビット解読に必要な物理キュービット数の推定値が、最近では50万個未満まで下がったことを懸念材料に挙げる。

市場では、中長期的に量子コンピューティングが暗号資産のセキュリティー構造に及ぼす影響に関心が集まっている。今後の技術進展のペースと対応策が重要な変数となる。

JH Kim

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