国際原油4.8%急騰、ブレント一時126.41ドル 約4年ぶり高値

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 中東地域の軍事的緊張が高まるなか、6月渡しのブレント原油は取引時間中に1バレル=126.41ドルまで上昇し、約4年ぶりの高値を更新した。
  • 6月渡しのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物も取引時間中に一時1バレル=110.93ドルまで上げ、110ドル台に乗せた。前日にもブレント原油WTIはそれぞれ6.1%%6.95%%急騰していた。
  • 米国とイランの海上封鎖ホルムズ海峡を巡る緊張、戦争長期化への懸念を背景に、エネルギー価格は上昇ペースを速めている。

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写真:Shutterstock
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中東地域の軍事的緊張が再び高まり、国際原油相場が大幅に上昇した。

4月30日のロンドンICE先物取引所で、6月渡しの北海ブレント先物は日本時間午後2時時点で前営業日比4.81%高の1バレル=123.71ドルを付けた。取引時間中には126.41ドルまで上昇し、2022年6月以来、約4年ぶりの高値を更新した。

同時刻のニューヨーク・マーカンタイル取引所では、6月渡しのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物が前営業日比2.69%高の1バレル=109.75ドルだった。一時110.93ドルまで上げ、110ドル台に乗せた。ブレントとWTIは前日もそれぞれ6.1%、6.95%急騰していた。

相場上昇の直接的な背景として、米軍が軍事行動の選択肢を見直す可能性が浮上している。米ニュースサイトのアクシオス(Axios)は、中東地域の米軍を管轄する米中央軍のブラッド・クーパー司令官が4月30日にドナルド・トランプ大統領と面会する予定だと報じた。軍事作戦の再開を真剣に検討していることを示唆する内容だと伝えた。

高油価の長期化への懸念も広がっている。トランプ大統領がイランに核放棄を迫るため、長期の海上封鎖を進めるよう側近に指示したとの報道が4月29日に出た。これに続き、トランプ大統領が石油業界やトレーディング業界の幹部と会い、封鎖長期化に伴う米国内への影響を抑える方策を協議したとの情報も伝わった。

イランは強硬姿勢を崩していない。イラン国営プレスTVは4月29日、イラン軍の高官級の安全保障筋の話として「米国がホルムズ海峡周辺で違法な海上封鎖を続けるなら、断固たる対応は避けられない。忍耐は限界に達している」と警告したと報じた。

米国とイランの外交交渉は行き詰まっている。イランが世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖し、米国はイラン関連船舶の海峡通航を遮断する海上封鎖で対抗した。第2回の終戦交渉も決裂し、両国関係は一段と緊張している。

ウエストパック・バンキング(Westpac Banking)のロバート・レニー商品調査責任者はブルームバーグに「市場が頼ってきた安全網、つまり戦争は間もなく終わるという希望をトランプ大統領が打ち砕いた」と語った。さらに「トレーダーは今、不都合な現実に向き合っている。双方とも自らが勝っていると信じており、どちらにも交渉に踏み出す明確な誘因がない。エネルギー価格は上昇ペースを速めている」と指摘した。

シン・ヨンヒョン 韓経ドットコム記者 yonghyun@hankyung.com

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