期間別予測トレンドレポート



米ファブレス半導体大手のクアルコム(Qualcomm)は4月29日、年内にハイパースケーラー(大手クラウド事業者)の顧客企業向けにデータセンター用チップを出荷すると発表した。この発表を受け、同社株は時間外取引で13.46%急騰し、177ドルを付けた。
クリスティアーノ・アモン最高経営責任者(CEO)は同日、2026会計年度第2四半期(1〜3月)の決算発表後のカンファレンスコールで「AIエージェントの台頭で、あらゆるプラットフォームのロードマップが再編されている」と述べた。データセンター向けチップの供給先については、6月の「クアルコム・インベスター・デー」で公表するとした。
2026会計年度第2四半期の売上高は前年同期比3.5%減の106億ドル、営業利益は11%減の23億900万ドルだった。いずれも市場予想に沿った。第3四半期(4〜6月)の売上高見通しは92億〜100億ドルとし、前年同期比7%減を見込む。市場予測の101億9000万ドルを下回った。
アモンCEOは同日のCNBCとのインタビューで、中国市場は持ち直すとの見通しを示した。「中国のスマートフォン市場は4〜6月期に底を打つ」と語り、顧客企業のアプリケーションプロセッサー(AP)在庫も底をつきつつあると指摘した。
クアルコムは、これまでエヌビディア(NVIDIA)に押されてきた人工知能(AI)チップ分野を一段と強化する。2025年10月にデータセンター向けチップのラインアップを公開したのに続き、4月27日にはオープンAI(OpenAI)とスマートフォン向けAIチップを共同開発すると発表した。
アモンCEOは4月20日に訪韓し、サムスン電子とSKハイニックスの経営陣と相次いで会談した。最先端の2ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)プロセスを巡るファウンドリー協業を具体化し、品薄が続くメモリー供給問題の解決を探る動きとみられる。
イ・ミア記者 mia@hankyung.com

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