概要
- 政府の金融監督体制改編案の発表後、金融消費者保護院の分離と金融監督院・金融委の組織改編に対する内部の反発が高まっていると伝えた。
- 金融監督院の職員は集団行動やストライキの議論に入り、金融委の職員も組織解体とセジョン移転への不満や不確実性で動揺が広がっていると報じた。
- このような内部対立と不安は金融監督組織の安定性への懸念を高めており、投資家は関連政策の変動性を注視すべきだと伝えた。
金融監督院の職員数百人が集まり「金融消費者保護院・公的機関化撤回」を訴え
イ・チャンジン金融監督院長は沈黙
金融委員会の職員たちは匿名で非難

金融監督体制の改編をめぐり、金融委員会と金融監督院の職員の反発が波紋を広げている。金融消費者保護院(金消院)の分離と公的機関指定の予告に反発して金融監督院の職員700人が黒い服を着て集団行動に出た一方、思いがけず「セジョン行」(行) が決まった金融委の職員たちも匿名掲示板に抗議投稿を相次いで投稿し、組織解体への対応を促した。
ピケットを直接手にした金融監督院の職員たち、集団行動本格化
9日、金融監督院には職員約700人が出勤前の午前8時に黒い服を着て1階ロビーに集まり組織改編に反対する集会を行った。全職員の30%規模だ。
職員たちは約50分間「金消院分離撤回せよ」「公的機関指定撤回せよ」などのピケットを掲げてスローガンを叫んだ。ロビーに入れなかった者は2階と4階に集まりともに声を上げることもあった。
ある職員は自由発言で「金融消費者保護の最前線で勤務し、最も多くのノウハウを持つ我々の意見が今回の組織改編に一行でも反映されたのか」と指摘した。別の職員は「直ちに職員の生計や飲食、キャリア管理の低下など副作用が目に見えるのに、対話なしに無条件で従えという要求は受け入れられない」と述べた。
ピケットを持っていたある職員はハンギョレ経済の取材に「院長と首席副院長が反対の声を上げてくれることを期待したが、受動的に受け入れる雰囲気で歯がゆい」と語り、「金融委にしてもセジョン行ならまだましだが、公的機関に移行した場合に地方に行かなければならないのではと懸念している」と述べた。
出勤途中にイ・チャンジン金融監督院長がデモ中の職員と対面する状況も起きた。イ院長は「組織改編の立場を述べてほしい」「職員に言うべきことはないのか」という記者の質問に答えず専用エレベーターで移動した。
先週末に確定した政府の組織改編案には金融委員会を金融監督委員会に再編し、金融監督委の傘下に金融監督院と金融消費者保護院を公的機関として置く内容が含まれていた。金消院の分離に加えて公的機関指定まで発表されたことで金融監督院の職員の間で不満が高まった。
金融監督院の労組はこの日、イ院長に正式に面談を要求し、組織改編に関する非常対策委員会の構成を約束させることにした。チョン・ボソプ金融監督院労組首席副委員長(労組委員長職務代行)は「全面ストライキの意見も出た」とし「ストライキ投票などを進めるには代議員会を開かなければならず、内規上会議の構成や議題提出などに約一週間かかるため、来週まで様子を見なければならない」と述べた。
金融監督院の労組はこの日、本院9階で行われる「金融消費者保護ガバナンス関連 全金融圏懇談会」の現場でも10分間ピケットを掲げた沈黙のピケット抗議を行う予定だ。イ・チャンジン金融監督院長や証券会社のCEO(最高経営責任者)らが出席する。
静かだった匿名掲示板が騒がしく…金融委の職員「裏切られた気分」
組織解体が決まった金融委の職員たちの間でも反発の気流が強い。金融委は職員が300人に満たず労働組合がないため一体となって声を上げにくい構造だ。それでも公務員組織として異例とも言える内部匿名掲示板を通じて不満が噴出している。組織解体とセジョン移転による人事・環境の変化で内部動揺が拡大している様子だ。
前日の午後、金融委の職員が使用する内部匿名掲示板には金融委のある職員が投稿した。この職員は「構成員の省庁配分基準、今後の計画を早く確定して金融委の構成員に『平等に』共有してほしい」とし「ここ3か月余りの期間、組織改編に関する様々な風聞を聞くのを我慢してきたが、もううんざりだ。大多数の内部構成員より外部で噂を早く知るというのは理屈に合うか」と書いた。
金融委の職員30人余りがこの投稿にコメントを付けて同調した。
ある職員は「不確実性が一番つらい。感情が悪化する前に組織がどのように解体され分かれるのかを速やかに皆に共有してほしい」と述べ、「皆が極度に神経過敏になっている」と書いた。別の職員は「一生懸命働いた結果がこれとは裏切られ侮辱された気分だ」とし「やむを得ず財経部に行く職員に対しては職務経路の安定装置と住宅支援策もあるべきだ」と記した。
金融委は財政経済部への編入で大多数の人員がセジョンに拠点を移す立場だ。金融監督委に吸収される一部人員だけがソウルの金融監督委に残る。金融監督委に行く人員を巡り職員たちは様々な意見を共有した。ある職員は「誰が残り誰が去るか抽選にすべきだ」と言ったが、別の職員は「(公正性が担保されているか確認しにくい)抽選よりは業務内容に応じ合理的基準を設けて分けてほしい。分けにくい場合に抽選を導入するのが良い」と述べた。
ある職員は「状況を変えられないなら金融監督委の人員を可能な限り大きな規模にしてほしい」と述べた。彼は「財経部と金融監督委の間に適切な機能と責任分配が行われるべきだ」とし「そうでなければ金融監督委は『統制すべき機関と責任は巨大だができることはない』組織になり、市場と乖離した財経部は力と資源はあるが何をすべきか分からない機関になるだろう」と語った。
山積する課題に舌を巻く職員もいた。当初、金融委は『黙って仕事をして成果で示そう』という方針の下、組織改編の様々な噂に対処してきた。最近、イ・オクウォン金融委員長がイ・チャンジン金融監督院長とともに任命され、金融委内部では『まさか解体するだろうか』という期待が広がった。またイ・ジェミョン大統領が金融委の成果を相次いで公開で称賛していたため、虚脱感はより大きいと職員らは反応している。
ある職員はコメントで「組織を維持するとして手を広げすぎて正直手に余るし大変だが、(組織改編で心が乱れる)この最中にどうやってこの仕事を全部こなせというのか」と嘆いた。別の職員も「私が財経部に行くのか金融監督委に行くのか…仕事に手がつかない」と書いた。
「一方的な転出を許可してほしい」というコメントも多かった。いわゆる『エクソダス』(大規模離脱)の兆しだ。公務員は欠員が生じれば該当省庁で補充公募を出すが、金融委の場合は移動を希望する職員がいても次官や人事課の許可が容易に下りない傾向がある。そのため希望に基づき他省へ移動する『一方的転出』を可能にしてほしいというのが職員たちの要望だ。
前にクォン・デヨン金融委副委員長は前日の午後、金融委全職員を対象に組織改編関連の内容を説明し職員の意見を聴く場を持った。事務官、主務官、その他と三部門に分けて行われた。金融委のある関係者は「公務員組織なので金融監督院のような集団行動は難しいだろう」としつつも「普段は匿名掲示板でさえ身分特定が懸念され静かだったが、こんな短時間にこれほどの批判投稿が溢れたのは初めて見た」と語った。
シン・ミンギョン/チン・ヨンギ ハンギョレ経済記者 radio@hankyung.com

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