概要
- 今週の米ニューヨーク株式市場は、FOMCの結果と次期FRB議長の指名の有無、ビッグテックの決算に注目が集まる見通しだと伝えた。
- MS、テスラ、メタ、アップルの10〜12月期決算と、AIインフラへの設備投資にもかかわらず高い収益性を維持できているかが焦点だとした。
- 上海株式市場は2025年通期業績見通しを契機に決算相場が本格化する見通しで、SMICとCATLの業績に投資家の関心が集まると伝えた。

今週の米ニューヨーク株式市場(26〜30日)は、28日(現地時間)に開催される米中央銀行(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果と、次期FRB議長の指名の有無、ビッグテックの決算に注目が集まる見通しだ。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、今回のFOMCで政策金利が据え置かれる確率を97%とみている。市場がより意識しているのは次期FRB議長だ。現在、ブラックロックのリック・リーダー グローバル債券部門最高投資責任者(CIO)、ケビン・ウォーシュ元FRB理事、クリストファー・ウォラーFRB理事の3人が最終候補に残る中、予測市場では先週末、リーダー氏が初めて指名確率1位に浮上した。
今週はマイクロソフト(MS)とテスラ、メタ、アップルの昨年10〜12月期決算が相次いで発表される。MS、テスラ、メタは28日、アップルは29日に決算を公表する。人工知能(AI)インフラへの設備投資が続く中でも、ビッグテックがなお高い収益性を維持しているかが焦点となる。
MSとメタの株価は52週高値比でそれぞれ16%、17%下落している。アップルも14%、テスラは10%超下げた。MS、メタ、テスラは過度なAI設備投資が既存事業にも悪影響を及ぼし得るとの懸念が、アップルはAI時代に出遅れる可能性への警戒感が、株価下落の主因として挙げられている。
中国・上海株式市場は主要上場企業による2025年通期業績見通しの開示が集中し、本格的な「決算相場」に入る見通しだ。上海総合指数が最近、10年ぶりの高値となる4100の節目を突破した後、いったん利益確定の動きが出る中、これら企業の成績表はサービス業と資本市場の体力を測る試金石になるとみられる。中国の半導体大手SMICと電池メーカーCATLの業績に投資家の関心が集まっている。
ニューヨーク=パク・シニョン特派員 nyusos@hankyung.com





