89,000ドル台を再試験したビットコイン…デリバティブ市場に「降伏のサイン」はない
ビットコイン(BTC)は最近再び89,000ドル台を試しましたが、先物・オプションなどのデリバティブ指標では過度の恐怖や投げ売りの兆候は確認されていないという分析が出ています。 20日(現地時間)、暗号資産(仮想通貨)専門メディア・コインテレグラフによれば、この日のビットコインの月物先物プレミアムは約4%の水準を維持していました。急落局面であれば先物が現物より大きくディスカウントされる傾向がありますが、今回の指標は中立圏と大きく異ならない水準です。 オプション市場でも恐怖のサインは限定的です。30日基準の「デルタ・スキュー」指標は約11%と集計されました。デルタ・スキューは市場参加者が下落リスクをどれほど意識しているかを示す指標で、数値が高いほど下方に対する心理が強いことを意味します。ただし現時点の水準は「極端な恐怖」に分類される区間からは距離があると説明されています。 無期限先物市場のファンディング率も安定した流れを示しています。ファンディング率はロング・ショートポジションのどちらが市場でより偏っているかを示すコスト信号で、急激に偏る場合は市場不安心理を反映します。最近のビットコインのファンディング率は約4%の水準で、方向の偏りは大きくないことが分かりました。 ただしビットコイン現物ETFでは5取引日連続で純流出が続き、合計22億6,000万ドルが流出しました。ハイテク株の不振や消費の鈍化などマクロ要因もリスク資産全般の投資心理を悪化させているという分析です。
