来年の米朝首脳会談の可能性 国家情報院「3月が分岐点になるだろう」

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 国家情報院は来年3月の韓米合同訓練以降が米朝情勢の分岐点になるだろうと明らかにした。
  • 金正恩朝鮮労働党委員長が米国と対話する意志を持ち、健康に大きな異常がない点が確認されたと伝えた。
  • 来年の米朝首脳会談の可能性が取り沙汰される中、北朝鮮は対米実務陣分析や核保有国としてのレトリックの変化など対米姿勢の変化を示しているとした。

会談に備えた水面下の動向把握

「金正恩、健康に大きな異常なし」

写真=労働新聞
写真=労働新聞

国家情報院は4日の国会国政監査で「韓米合同訓練が実施される来年3月以降が米朝情勢の分岐点になるだろう」と明らかにした。金正恩朝鮮労働党委員長は米国と対話する意志があり、健康にも大きな異常はないとの評価だ。金正恩が水面下で米朝首脳会談に備えた動向を示しているなど、早ければ来年に米朝首脳会談が現実味を帯びるとの見方も出ている。

国会情報委員会の与野党幹事であるパク・ソンウォン(共に民主党)議員とイ・ソングォン(国民の力)議員はこの日、国家情報院の国政監査を終えた後の記者団に対し「慶州アジア太平洋経済協力体(APEC)首脳会議を契機とした米朝首脳会談は不発に終わったが、金正恩が会談に備えた動向が確認された」と述べた。先月末、APEC首脳会議出席のため来韓したドナルド・トランプ米大統領は行事の前後で金正恩に会いたい旨を表明したが、北朝鮮が応答せず米朝会談は実現しなかった。

国家情報院はこの日、「北朝鮮が米政権の対北実務陣の性向を分析した情況が確認され、北朝鮮の核保有国としてのレトリック(修辞)にも微妙な変化が検知される」として「北朝鮮も最高人民会議の後、核武装に関する直接的な発言を控え、言動のトーンを調整していると分析される」と報告した。また、対米外交を担当する崔善姫外務相がAPEC首脳会議期間中のロシア訪問を最後まで思案していた事実も捉えられたとした。

国家情報院は北朝鮮が先月、労働党創建80周年を迎えて大規模に行った閲兵式に続き、最大の行事である第9次党大会が来年1月または2月に開催され、その後第1回最高人民会議が開かれる予定であるとみている。パク議員は「来年3月に韓米合同訓練が予定されているため、米朝首脳会談が推進される可能性がある」と主張した。金正恩の健康については「基礎疾患があると伝えられているにもかかわらず、平壌と地方を行き来する長時間の移動や各種行事を無理なくこなしており、健康に大きな異常はないと把握された」と述べた。

国家情報院はロシア・ウクライナ戦争に派兵された北朝鮮軍が再びロシアに移動する様子が把握されたと明らかにした。国家情報院は「北朝鮮軍の建設部隊約5000人が先月から順次ロシアへ移動している」とし「インフラ復旧に動員されると予想される」と述べた。さらに「北朝鮮内部では追加派兵に備えた訓練と徴用の動向が継続して検知されており注視している」と付け加えた。

ペ・ソンス記者 baebae@hankyung.com

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