「年末ドル=156円」…円相場、軒並み下方修正

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 日本銀行の政策金利引き上げの遅れと政府の財政拡張政策のため、ドル円相場の見通しがドル=156円まで上方修正されたと伝えた。
  • JPモルガン・チェース銀行、三菱UFJ銀行など主要金融機関は、円の価値下落を反映して年末の為替見通しを一斉に上方修正したと伝えた。
  • 市場では日本政府と日本銀行の為替介入の可能性も指摘されていると伝えた。

利上げの遅れに加え財政拡張政策も

円安観測拡大…"為替介入の観測も"

日本の国内外の金融業界が、ドルに対する円の価値がさらに下がるとの見通しを相次いで示している。日本銀行の早期の政策金利引き上げ見通しが後退したうえ、高市早苗首相の財政拡張政策への警戒感から円売り圧力が強まっているためだ。市場では日本政府と日本銀行による為替介入の可能性も取り沙汰され始めた。

10日、日本経済新聞によれば、ドルに対する円の価値は10月1か月間で4%以上下落し、他通貨よりも弱さが目立った。11月に入っても同様だ。ドル円相場は4日に一時ドル=154円台半ばまで上昇し、円の価値は2月以来の低水準となった。10日はドル=154円前後で推移した。

JPモルガン・チェース銀行は先月31日のレポートで、年末のドル円相場をドル=156円とした。従来の見通しはドル=142円で、円の価値を大幅に下方修正した形だ。同日、三菱UFJ銀行は年末のドル円相場をドル=144円から152円に、三井住友銀行は147円から153円にそれぞれ引き上げた。それだけ円の価値が下がると予想されている。

金融界がドル円相場の見通しを修正する前日、日本銀行は政策金利を据え置いた。上田和夫総裁は記者会見で、政策金利の引き上げ判断について "現時点で断定的なことは言えない" と述べた。市場では日本銀行が追加の利上げに慎重な姿勢を示しているとの見方が出て、円売りが広がった。

高市政権が掲げる '責任ある積極的財政' への警戒感もある。日本政府は今月下旬に物価対策をまとめ、財源を確保するための補正予算案を国会で通す方針だ。7日に発表された経済財政諮問会議の新たな民間委員には、財政支出に積極的な 'リフレーション派' も名を連ねた。

通貨の強さを示す名目実効為替レート(日経通貨インデックス・2020年=100)ベースの円は先月31日に71.4を記録した。日本政府・日本銀行が円買い介入を行った昨年7月以降で最低水準に落ち込んだ。日本経済新聞は "市場では為替介入の可能性があるとみている" と伝えた。

東京=キム・イルギュ特派員 black0419@hankyung.com

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