米国 民間雇用の急減…Fedの利下げ加速の兆候

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 米国の最近の民間雇用が大きく悪化したとオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した。
  • 雇用指標の悪化により、米連邦準備制度理事会(Fed)の来月の利下げのペースが速まる可能性があるとの見方が出た。
  • シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチは来月の利下げ確率が69.4%に上昇したと伝えた。

米国の最近の非農業部門の雇用状況が大きく悪化したことが分かった。米連邦準備制度理事会(Fed)が来月の利下げに慎重な姿勢を示す中、雇用指標が悪化したことで今後利下げのペースが速まる可能性があるとの見方が出ている。

オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)は11日、9月28日から10月25日までの4週間で米国の民間企業の雇用が週平均1万1250件減少したと発表した。この日発表されたADPの資料は、米連邦政府が先月1日からシャットダウン(業務一時停止)に入っている中で出た雇用指標であり、注目を集めた。シャットダウン事態により、米労働統計局(BLS)の求人・離職報告書(JOLTS)などの発表が延期されたためだ。

本来ADPは毎月第1週の水曜日に当該統計を月単位で発表していた。しかし最近の米連邦政府のシャットダウン長期化を受け、先月28日から週単位で雇用統計の発表を拡大した。雇用統計が重要な米連邦準備制度理事会(Fed)もADPの数値を補助指標として活用している。

先にADPが先週発表した10月の月間数値は前月比で4万2000件の増加だった。市場予想(3万2000件)を上回った。これを単純計算すると週平均は約1万人増の水準になる。しかしこの日の該当数値は1万1250件の減少だった。雇用状況が以前より大きく悪化したことを意味する。

米連邦準備制度理事会(Fed)も雇用市場の冷え込みを懸念している。Fedは先月の連邦公開市場委員会(FOMC)で「労働市場は明確に冷えつつある」として、9月に続き金利を0.25%ポイント引き下げた。ジェローム・パウエルFed議長は「年初以来、雇用増加の勢いが鈍化している」と述べた。しかし12月の利下げの可否については一線を画した。彼は「12月の利下げは既定事実ではない」と「まだ決定していない」と強調した。

この日の雇用市場の鈍化を受け、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチは来月金利を0.25%ポイント引き下げる確率を69.4%と織り込んだ。発表前の63.6%より上昇した。据え置きの可能性は30.6%と見ている。

キム・ジュワン記者 kjwan@hankyung.com

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