ピックニュース
「不透明な統計」に崩れたビットコイン…"さらに下落する可能性も"
概要
- 米連邦政府のシャットダウンやFRBの利下げ不確実性などマクロ経済の不確実性がビットコインの急落を招いたと伝えた。
- デジタル資産財務(DAT)企業の買い入れ鈍化と上場投資信託(ETF)の資金の純流出でビットコインの下押し圧力が深刻化していると指摘した。
- 専門家はビットコインが10万ドルを下回る中で損切り売りが出れば9万3000ドルまで下落する可能性があると見ている。
シャットダウンの余波で主要経済指標の空白
FRBのタカ派発言で利下げは不透明
DAT の買い入れ鈍化・ETF の純流出まで重なる
"損切り売りが出れば9万3000ドルまで下落"

停滞していた仮想資産(暗号資産)の王者ビットコイン(BTC)が急落に転じた。米連邦政府のシャットダウン長期化による経済指標の空白、米連邦準備制度理事会(Fed・FRB)の利下げ不確実性、デジタル資産財務(DAT)企業の買い入れ余力の弱まりなどが投資心理を圧迫し、市場全体の下押し圧力を強めているとの分析だ。
14日(韓国時間)、世界最大の仮想資産取引所バイナンスでは前日比で約5%急落し、取引時間中に9万6712ドルまで下落した。ビットコインが9万7000ドルを下回るのは5月8日以来初めてだ。同日午後3時5分時点では下落分の一部を取り戻して再び9万7000ドル台を回復している。
ビットコインの下落は主要アルトコインにも波及した。イーサリアム(ETH)は前日比で10.13%急落し、リップル(XRP)とソラナ(SOL)もそれぞれ9.18%、9.23%下落した。バイナンスコイン(BNB)、ドージコイン(DOGE)、エイダ(ADA)など時価総額上位銘柄も一斉に5〜8%程度下落し、市場全体が弱気の流れを免れなかった。
この下落の背景として最もまず挙げられるのはマクロ経済の不確実性の拡大だ。米連邦政府のシャットダウンの影響で雇用・物価などの主要経済指標の発表が延期され、FRBが金利の方向性を示しにくい「不透明な局面」が続いている点が重荷になった。
FRB関係者の相次ぐタカ派的発言も投資心理を冷やした。スーザン・コリンズ・ボストン連銀総裁とアルベルト・ムサレム・セントルイス連銀総裁は前日「当面は利上げ据え置きが適切だ」と述べ、12月の利下げ期待にブレーキをかけた。CMEフェドウォッチの基準では利上げ据え置き可能性が50.4%まで上昇した。
コビット・リサーチセンター長のキム・ミンスンは「シャットダウンで主要指標が適時に発表されなかったため市場は方向性を失った」とし、「不確実性が高まるとリスク資産全般で利食いの注文が出て、ビットコインもそれを避けられなかった」と分析した。
加えて信用市場リスクが加わり下方圧力が強まっている。ここ1年でビットコインの買い主体として浮上していたデジタル資産財務(DAT)企業の買いペースが急速に鈍化しているためだ。K33リサーチによれば、11月のDATの日平均ビットコイン買付量は前月比で42%減の375個に減った。DATの財務健全性を測る主要指標であるmNAV(企業価値を保有資産で割った値)も主要企業の大半で『1未満』に落ちた。mNAVが1未満になると追加資金調達が難しくなり、ビットコインの買い集め余力が制限される。
アンバーデータのデリバティブ総括を務めるグレッグ・マガディーニは「DAT戦略を採用する企業が急増し信用需要が過度に膨張した」とし、「信用市場が締まれば借換えが滞り、債務返済のために保有コインの売却が不可避になる可能性がある」と警告した。続けて「一社で売却が始まれば下位のDATによる投げ売りにまで波及する可能性がある」と付け加えた。
機関需要を支えてきた上場投資信託(ETF)でも資金流出が拡大している。パサイド・インベスターによれば現物ビットコインETFは11月に入り9営業日のうち6営業日で純流出を記録した。前日には8億6735万ドルが流出し、過去2番目の規模の純流出となった。
ビットコインの追加下落の可能性も指摘される。10xリサーチの最高経営責任者(CEO)マルクス・ティレンは「ビットコインは6月以降で10万ドル付近で約590万枚が取引された」とし、「このレンジで買った投資家のかなりの割合がリスクに脆弱な性向を示している」と分析した。続けて「10万ドル以下の滞留が長引けばその価格帯で買った投資家の損切り売りが続き、流動性が薄くなれば9万3000ドルまで押し下げられる可能性がある」と見通した。

Uk Jin
wook9629@bloomingbit.ioH3LLO, World! I am Uk Jin.



