ビットワイズCIO「長期投資家にとって今が参入の機会」

マット・ホーガン ビットワイズ最高投資責任者（CIO）は、最近のビットコイン(BTC)急落の中でも「長期投資家にとってむしろ参入の機会が開いている」と診断した。

21日（現地時間）のCNBCのインタビューでホーガンCIOは「現在の市場は事実上二つの顔を持っている」と述べ、「短期投資家は大きくリスクを感じているが、長期投資家はこの価格帯を買いの機会と見ている」と語った。

彼は「先月10日のボラティリティ・イベント以降、マクロ経済の不確実性が強まり、短期の売り圧力が大きくなった」とし、「短期的には7万ドル台前半·中盤までの調整の可能性もある」と明らかにした。

続けて「ハーバード大学の基金、アブダビのソブリン・ウェルス・ファンドのような機関は、長期的に規制の可視性、機関の流入、ドル価値の希薄化などを見て『上昇トレンド』という判断を維持している」と述べ、「来年以降を見据える長期投資家には非常に良い参入タイミングだ」と強調した。

ホーガンCIOは現在の市場で注目されているサポートラインについても言及した。彼は「多くの市場参加者が8万4000ドルを潜在的な底の区間と見ている」とし、「これは今年3月の最後の調整区間と重なる地点だ」と説明した。続けて「一部の投資家はトランプ当選後のラリー前の価格水準まで戻る可能性があると見ている」と付け加えた。

最近のトム・リー ビットマイン会長の「ソフトウェアのエラーの可能性」という発言についても「トム・リーが指摘したバイナンスのコーディング問題は、先の10日当時のボラティリティ拡大の小さな要因にすぎない」と述べ、「今の市場の弱さを説明する主要因はグローバル流動性の低下、デジタル資産財務(DAT)企業のリスク、リスク資産回避の心理の拡大だ」と評価した。

最後に彼は「今回の調整で仮想資産全体の時価総額が1兆ドル近く蒸発したが、長期のシナリオは依然として堅調だ」とし、「今は短期の変動に動じない投資家に機会が開く局面だ」と改めて強調した。