概要
- 今月、米国の11のビットコイン現物ETFから約5兆4,000億ウォンに達する過去最大の純流出が発生したと伝えた。
- 機関投資家がビットコイン現物ETFから大規模に資金を引き揚げたことで、価格下落圧力が強まったと伝えた。
- 専門家らはFedの基準金利の引き下げとETF資金の流入の有無が今後のビットコイン価格の主要な変数になると予測した。
ビットコイン現物ETF 11本から
今月、5兆4,000億ウォンの純流出
今月に入り、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)から流出した金額が過去最大規模になったことが分かった。
28日、ETF.comによると、米国市場に上場している11のビットコイン現物ETFから今月24日までに純流出した金額は約36億8,790万ドル(約5兆3,928億ウォン)に達した。月別ベースで過去最大規模の純流出額だ。ビットコインが22.5%急落した今年2月(35億6,040万ドル)の純流出金額を上回った。

ビットコイン現物ETFの中で最も純資産が大きい『アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト』(IBIT)だけでこの期間に23億5,000万ドルが流出した。『フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン』(FBTC・-6億5,494万ドル)や『アーク21シェアーズ・ビットコイン』(ARKB・-2億3,158万ドル)からも巨額の資金が流出した。
ビットコイン現物ETFは昨年1月に米国で初めて発売されて以降、ビットコインの上昇相場をけん引している。主に機関や法人がビットコイン現物ETFの主要な需要層で、これらがETFを大量に買い入れたことでビットコイン価格が上昇し投資収益も膨らんでいるというのが業界の見方だ。ビットコイン価格を決める主要な主体が個人から機関へと入れ替わったのだ。
外国為替取引プラットフォーム、エックスエスドットコムのアナリスト、リン・トラン氏は「今年上半期にビットコイン現物ETFがビットコインの史上最高値達成を牽引したが、最近機関の資本流入が継続的な流出に反転したことで価格に否定的な影響を与えた」と述べた。
10Xリサーチのマーカス・ティレン最高経営責任者(CEO)は「ビットコイン現物ETFでの大規模な純流出は機関投資家がビットコインへの新規資金投入を停止したことを意味する」とし、「彼らの売りが続く限り、ビットコインが踏みとどまるか反発するのは難しいだろう」と述べた。
シティ・リサーチはビットコインETFの資金流出入とビットコイン価格の相関関係を分析した結果、平均して10億ドルが引き出されるごとに価格が約3.4%下落すると分析した。逆に10億ドルが流入する場合は同程度の幅でビットコイン価格が上昇すると説明した。
専門家らは来月の米連邦準備制度理事会(Fed)の基準金利決定によりビットコイン価格の行方も決まるだろうと見ている。基準金利が引き下げられればリスク資産への投資心理が回復するためだ。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のFedWatchによると、Fedが12月に基準金利を0.25%ポイント引き下げる可能性は84.9%だ。1週間前(39.1%)に比べて急激に高まった。
ブロックチェーンのデータ分析業者ナンセンのリサーチアナリスト、ニコライ・ソンデルガード氏は「Fedの利下げの可能性とETF資金の流入、または企業の買い再開が市場反転の主要な要因になるだろう」と見通した。
メン・ジンギュ記者 maeng@hankyung.com

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