ウクライナに「NATO式」安全保障…トランプ「終戦合意に近い」

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 米国がウクライナにNATO条約と類似した安全保障を提案したと伝えた。
  • 終戦案に関する議論で約 90%% の合意が得られたと米当局者らが明らかにした。
  • ロシア軍が占領している領土問題など核心的な争点が残っており不確実性が続くと伝えた。

トランプ「終戦の可能性はこれまでより近づいた」

米当局者ら「議論事項の約 90% が合意」

「ウクライナに提案した内容は、NATO条約と類似」

写真=Joshua Sukoff/シャッターストック
写真=Joshua Sukoff/シャッターストック

米国がウクライナに北大西洋条約機構(NATO・ナトー)条約第5条『集団防衛条項』と類似したレベルの安全保障を提案した状況で、ドナルド・トランプ米大統領は15日(現地時間)に終戦の可能性について「これまでよりも近づいた」と述べた。

トランプ大統領はこの日、ワシントンDCのホワイトハウスで行われたメキシコ国境防衛メダル授与式で「約1時間前にヨーロッパの指導者たちと非常に良い会話を交わし、その多くがロシアとウクライナの戦争に関連するものだった」と述べた。

続けて「長い議論を行い、状況は改善しているように見えるが、そう言ってきて長い時間がたっており、終戦は難しい問題だ」と慎重な姿勢を示した。

トランプ大統領は「(ウクライナの)ゼレンスキー大統領とも長い会話をした」と述べ、「ドイツ、イタリア、フィンランド、フランス、イギリス、NATO指導者たちとも対話した。ノルウェー、デンマーク、オランダなどに滞在していた彼らとも接触が行われた」と伝えた。さらに「我々はロシアのプーチン大統領とも何度も会話をした」とも述べた。

ロイターなどの外信によれば、トランプ大統領の特使であるスティーブ・ウィットコフ、トランプの義理の息子ジャレッド・クシュナーがこの夜ドイツ・ベルリンで欧州各国代表らとの晩餐に参加した。トランプ大統領も電話で参加した。

トランプ大統領は「非常に長く良い会話があり、繰り返すが、私は状況がかなりうまく進んでいると思う」と述べ、「我々は欧州首脳の強力な協力を得ており、彼らもまた戦争を終わらせたいと考えている」と述べた。

彼は「ロシアは終戦を望むと言ったかと思うと突然態度を変え、ウクライナも同様に終戦を望むと言っては立場を変える問題がある」と述べ、「だから両者の立場を一致させる必要がある」と説明した。

「終戦の条件としてウクライナがロシア側に領土を譲る必要があるのか」という質問には「彼らはその領土を既に失った」と主張した。続けて「安全保障に関しては欧州と協力して作業している」と答えた。

前に米政府側当局者らは終戦案会談が終わった後に行われた電話会見で「議論された事項の約 90% は合意に達した」と述べ、ウクライナに対する安全保障案を説明した。

当局者らによれば、ウクライナに提案した安全保障は監視や衝突防止などのカテゴリーを含むNATO条約第5条と類似した形態だ。ただし、安全保障をどの程度のレベルまで提供するかについては具体的に明らかにしていない。

NATO条約第5条は「一国に対する攻撃は全体に対する攻撃と見なされる」と規定している。ウクライナはNATOの加盟国ではない。

ゼレンスキー大統領は「(会談で)進展があった」と述べ、「軍事分野で作業してきた詳細を見たが、草案段階にもかかわらず非常に良く見える」と語った。

ただしAFPは「ウラジーミル・プーチン露大統領がウクライナの安全保障、欧州への部隊配備の可能性などにどのように反応するかは不確実だ」と伝え、「ロシア軍が占領している領土の行方という核心的な争点も残っている」と報じた。

キム・デヨン ハンギョン・ドットコム 記者 kdy@hankyung.com

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