ソラナを蓄える企業アップレクシ、10億ドルの資金調達計画発表で株価が7.5%下落

ソラナ（SOL）を財務資産として保有する企業アップレクシ（Upexi）が大規模な資金調達計画を公表した後、株価が急落した。市場では追加のソラナ買いの可能性とともにトレジャリー戦略の持続性に対する警戒感が反映されたという分析が出ている。

24日（現地時間）コインテレグラフによると、アップレクシは米国証券取引委員会（SEC）に最大10億ドル規模のシェルフ登録（shelf registration）の申請書を提出した。当該申請書は普通株と優先株、債務証券、ワラント、ユニットなどを段階的に発行できるようにする内容だ。

アップレクシは今回の資金調達の純収益を一般的な企業運営目的に使用する計画だと述べた。会社はソラナをできるだけ多く確保し、それをステーキングして追加のトークン報酬を得る戦略を主要な事業モデルとしている。

現在、アップレクシはソラナを210万枚保有しており、これは約2億6,230万ドルに相当する。CoinGeckoのデータによると、アップレクシは企業の中で4番目に大きいソラナトレジャリーを保有する会社として集計されている。

ただし、ソラナトレジャリーの買い入れは2025年下半期に入って目に見えて鈍化した。アップレクシは7月23日以降追加の買い入れを行っておらず、保有資産の価値は9月中旬の約5億2,500万ドルのピークと比べて大きく減少した。現在の時点でソラナトレジャリーでは約19%の評価損失が発生している状態だ。

このような流れの中で、アップレクシの株価はシェルフ登録のニュースが伝えられた当日に7.54%下落し、1.84ドルで取引を終えた。取引終了後には小幅に反発して1.92ドルまで回復したが、ソラナトレジャリー戦略の持続可能性に対する市場の慎重な見方は続いている。