年末、為替は1440ウォン台で終えるか

先週1480ウォン台から始まったウォン・ドル為替レートは27日の夜間取引で1442ウォン20銭で取引を終えた。先週序盤に1480ウォンを上回っていた為替は24日の夜間取引で35ウォン30銭も下落し1445ウォン70銭で取引を終えた。このような下落幅は2022年11月11日（59ウォン10銭）以来、3年1か月ぶりで最大だった。翌取引日である26日には1420ウォン台まで下落したこともあった。

為替当局の積極的な介入と国民年金が戦略的な為替ヘッジを稼働したという報により為替が押し下げられた。国内株式市場に復帰する海外株投資家への譲渡所得税免除という破格の税制優遇案の発表も為替下落に影響した。

専門家は為替が今年年末まで1440ウォン前後で推移すると見ている。パク・サンヒョン iM証券 常務は"政府が強力な介入を続ける上、海外株投資家に対する譲渡所得税免除の影響も大きくなる"とし、"今年年末の為替は1440ウォン前後を形成すると予想される"と語った。

為替当局の市場介入などをきっかけに輸出企業をはじめとする為替市場参加者がドルを市場に放出するだろうという見方も出た。イム・ファンヨル ウリ銀行 研究員は"為替が下がるとこれまでドルをため込んでいた輸出企業のネゴ(ドル売り)の数量も追撃売りの形で出るのではないかという見方がある"とし、"年末の為替は1440ウォン付近で終えるだろう"と予想した。

国内債券市場は年率2.9%台を推移した。26日のソウル債券市場で3年満期国債の利回りは前週（年率3.010%）比0.052%ポイント下落の年率2.958%で取引を終えた。3年満期国債の利回りは24日には年率2.939%まで下落した。

専門家は国債利回りが当分の間年率3%台前後を下回るという分析を示している。企画財政部は来月の国債発行規模を16兆ウォンと提示した。カム・チャンヒ シンハン投資証券 研究員は"企画財政部が市場の需給状況を考慮して国債供給を調整する意向を示している"とし、"このような流れを考慮すると3年満期国債の利回りは当分の間年率2.85～3.0%を示すだろう"と述べた。

キム・イクファン 記者 lovepen@hankyung.com