概要
- 米政府が犯罪捜査の過程で押収したビットコイン約57.55BTCを売却した事実が後になって明らかになったと伝えた。
- 今回の売却がドナルド・トランプ大統領の行政命令EO 14233、すなわち戦略的ビットコイン備蓄の趣旨に正面から反する可能性があるという論争があると伝えた。
- 市場では今回の事例が米国内のビットコイン政策の基調の実際の行政執行段階での一貫性を評価する試金石になり得るという評価が出た。

米政府が犯罪捜査の過程で押収したビットコインを売却した事実が後になって明らかになり、ドナルド・トランプ大統領が署名した行政命令に違反した可能性が指摘されている。
6日(現地時間)ビットコインマガジンによると、米連邦保安官局(USMS)は米司法省(DOJ)の指示に従い、2025年11月3日にサムライ・ウォレット(Samourai Wallet)事件に関連して没収したビットコイン約57.55BTCをコインベース・プライム(Coinbase Prime)を通じて売却したと伝えられた。
問題は当該措置がトランプ大統領が署名した行政命令EO 14233の趣旨と正面から矛盾する可能性がある点だ。この行政命令は、犯罪または民事没収手続きを通じて確保したビットコインを市場で売却せず、米政府の『戦略的ビットコイン備蓄(U.S. Strategic Bitcoin Reserve)』に組み入れて保有するよう規定している。
つまり、押収ビットコインは現金化の対象ではなく、国家レベルの戦略資産として管理すべきだというのが行政命令の核心だ。したがって、今回の売却が行政命令の発効後に行われていた場合、手続き上・法的整合性の問題が避けられないとの指摘が出ている。
市場では今回の事例が米国内のビットコイン政策の基調が実際の行政執行段階でどれだけ一貫して適用されているかを示す試金石になり得るという評価も出ている。特に戦略的ビットコイン備蓄構想が象徴的な宣言にとどまるのか、あるいは実際の資産運用原則として定着するのかを見極める事例という点で、今後司法省と関係当局の説明が注目される。





