概要
- 最近ビットコインの価格反発とともに長期保有者が6万BTC以上を純買いし、買い集め需要が強く現れていると伝えた。
- 一方でマイナーは同期間に3万3000BTC規模を取引所に移し、利益確定に動いて市場に短期的な売り圧力をかけていると明らかにした。
- 市場では買い集め需要が供給をどれだけ吸収するかによって現物需要の吸収力が今後のビットコイン上昇の継続性を決める変数だと分析した。

ビットコイン(BTC)の価格が年初に9万ドル水準を回復して反発の流れを見せる中、オンチェーンの需給では相反するシグナルが同時に捉えられている。長期保有傾向の買い集めアドレスが積極的に供給を吸収する一方、マイナーは保有するビットコインを取引所へ移し一部で利益確定に動いている。
7日(現地時間)、コインテレグラフによると、CryptoQuantのオンチェーンデータ基準で今年1月初めの6日間にビットコイン買い集めアドレス(accumulator addresses)は約6万BTCを純買いした。これらのアドレスの総保有量は昨年末の約24万9000BTCから31万BTC程度まで急速に増えた。これは昨年9月から12月まで20万~23万BTCの範囲で続いていた長期横ばい区間を抜けた変化と解釈される。
買い集めが本格化した時期はビットコイン価格が9万ドル前半に反発した時期と重なる。追加調整を待つよりも現水準でも供給を吸収しようとする需要が存在することを意味する。市場ではこれを中長期投資家中心の信頼回復のシグナルと見ている。
一方でマイナーの動きはやや異なる方向を指している。同期間に約3万3000BTCがマイナーのウォレットからバイナンスへ移動したと集計された。CryptoQuantは最近の価格反発後にマイナーがリスク管理の観点から一部の玉を市場に出しているシグナルだと分析した。一般にマイナーの売りは短期的に価格の上値を抑える要因として働いてきた。
ただし、マイナーの売りだけで直ちにトレンド転換を断定するのは難しいとの評価が優勢だ。鍵は買い集め需要が新たに供給される量をどれだけ安定的に吸収できるかである。CryptoQuantは「マイナーの分配自体よりも、それを相殺する現物需要が維持されるかが価格の方向性を決定する」と説明した。
市場のミクロ指標では売り圧力が緩和する流れも観測される。バイナンス基準の7日間の純テイカーフロー(net taker flow)を見ると、昨年11月には1日平均約23億ドル規模の純売りが発生しビットコイン価格が8万4000ドル付近まで押し下げられた。以降12月を経て売りの強さは鈍化し、今年1月に入ってからは7営業日連続で純買いが続いている。規模は1日平均約4億1000万ドル程度で大きくはないが、売り優位の局面から脱した点で意味があるという分析だ。
センチメント指標も過熱よりは安定の局面を示す。ビットコイン統合センチメント指数(Unified Sentiment Index)は昨年11月以来初めて中立圏に入った。ビットコイン研究者アクセル・アドラー・ジュニア(Axel Adler Jr.)は「恐怖の局面は緩和されたが、過度な楽観に転じたとは言い難い」と診断した。
総合すると、現在のビットコイン市場は買い集めと分配が同時に現れる均衡区間に入った様相だ。短期的にはマイナーの売りが上値の重しとなり得るが、中期的な流れは買い集め需要がどれだけ持続するかにかかっているという分析が出ている。市場は今後数週間の現物需要の吸収力が今回の反発の継続性を左右する主要な変数だと見ている。




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