概要
- NH投資証券は今週のKOSPI指数の予想レンジを4,250~4,700と提示した。
- サムスン電子・SKハイニックスを中心とする業績モメンタムとバリュエーション妙味が、KOSPI上昇を後押しし得るとした。
- 短期間でのKOSPI急騰により、利益確定売りが出る可能性に注意が必要だと指摘した。
NH証券「KOSPI指数 4,250~4,700」提示
KOSPIの業績見通しが相次ぎ上方修正
JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス、バイオ株の上昇ドライバーに
「短期急騰で利益確定の重荷が拡大する見通し」

証券業界では、今週(12~16日)のKOSPI指数が上昇基調を維持すると見込んでいる。サムスン電子、SKハイニックスなど半導体株を中心に企業業績の見通しが継続的に上方修正されているためだ。ただし、短期急騰に伴う利益確定圧力が上値を抑える要因となり得るとも指摘する。
11日、金融投資業界によると、NH投資証券は今週のKOSPI指数の予想レンジを4,250~4,700と提示した。前週最終取引日の終値(4,586.32)比で最大上昇余地は約2.48%となる。
証券業界は、業績モメンタム(上昇ドライバー)が引き続き拡大している点に注目している。サムスン電子が昨年10~12月期の営業利益20兆ウォンを発表し、KOSPIの業績見通しも上方修正されているためだ。今年のKOSPI純利益コンセンサス(証券会社平均予想)は昨年末時点で309兆5,000億ウォンだったが、現在(8日)では335兆9,000億ウォンへと8.53%増加した。
このうち、サムスン電子とSKハイニックスの合算純利益見通しは159兆9,000億ウォンで、全体の47.6%を占めた。世界のビッグテック(大手テクノロジー企業)による人工知能(AI)インフラ投資の拡大で、先端・汎用メモリ半導体の需要が急増しているためだ。
NH投資証券のナ・ジョンファン研究員は「半導体中心で追加の業績上方修正余地を踏まえると、足元の12カ月先予想株価収益率(PER)11.4倍は、バリュエーション(業績対比の株価水準)の妙味が一段と意識される可能性がある」と説明した。
12日に開催される世界最大級の製薬・バイオ産業向け投資イベント「JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」が、バイオセクターへの投資家関心を高める材料になり得るとの見方も出ている。公式発表を行う韓国企業はサムスン・バイオロジクス、セルトリオン、D&Dファーマテック、アルテオジェンで、各社の事業計画と戦略を確認できる。
代信証券のイ・ヒヨン研究員は「国内企業の技術移転サイクルはイベント後に本格化する傾向がある」とし、「昨年下期以降遅れていた技術移転協議が、今回のイベントを起点に再開される可能性が高い」と説明した。さらに「イベント後の短期的な材料出尽くし(Sell-on)懸念よりも、カンファレンスで確認されたグローバルトレンドに合致する優良企業の選別に注力する必要がある」と指摘した。
加えて、13日に発表予定の米国の12月消費者物価指数(CPI)も前月と同じ2.7%程度が見込まれており、インフレ再加速への懸念は限定的との見方だ。
ただし、新年入り後にKOSPI指数が4,600を突破するなど短期間で急騰しただけに、利益確定圧力は続くと予想される。ナ研究員は「短期の利益確定売りが出る可能性に注意が必要だ」としつつ、「ただしそれを除けば、今週の主要材料は総じて株式市場にとって追い風だ」と診断した。
コ・ジョンサム ハンギョンドットコム記者 jsk@hankyung.com





