概要
- トークン証券(STO)店頭取引所の予備認可を巡り、ルーセントブロックとミュージックカウの間で公正性を巡る論争が浮上したと伝えた。
- NXTコンソーシアムの事業計画に自社の市場シェアと市場ノウハウが反映されていると強調したミュージックカウは、安定性と公共性を重視すべきだとして反論したとした。
- 業界では、今回の論争が長期化すれば小口投資の店頭取引所の開設が遅れ、小口投資市場の立ち上げ自体が遅れる可能性があるとの懸念が出ていると伝えた。
有力候補NXTコンソーシアム所属
ミュージックカウ「10年の小口投資事業
ルーセントブロックだけが革新とは言えない」

トークン証券(STO)店頭取引所の予備認可を巡る論争が、スタートアップ同士の応酬に発展している。予備認可からの脱落が事実上確定した小口投資プラットフォーム企業ルーセントブロックが「スタートアップが切り開いてきた革新を政府機関が横取りした」として公正性の問題を提起すると、競合コンソーシアムに属するミュージックカウは「市場の安定性と公共性を看過した主張だ」として真正面から反論に乗り出した。
13日、音源小口投資プラットフォームのミュージックカウは「(有力候補である)NXT(ネクストレード)コンソーシアムの事業計画には、圧倒的な市場シェアを基盤に蓄積してきたミュージックカウの市場ノウハウがそのまま反映されている」と明らかにした。ミュージックカウはNXTコンソーシアムに参加する小口投資事業者だ。2016年の設立以来、約10年にわたり音源著作権の小口投資事業を手がけてきた。
このようにミュージックカウが公に反論したのは、ルーセントブロックが予備認可の過程で「規制サンドボックスで市場を開拓したスタートアップが制度化の段階で排除された」として問題提起したことを受けたものだ。ルーセントブロックは前日に記者懇談会を開き、金融委員会が予備認可の対象を最大2社に制限したことで、スタートアップ中心のコンソーシアムが事実上、脱落前提の構造に置かれたと主張した。「革新を担って耐えてきた主体と、制度化の恩恵を受ける主体が食い違った」点が核心的な問題として提示された。
これに対しミュージックカウ側は「小口投資の店頭取引所は、発行実績とは別の次元で安定性と公共性が求められる二次流通インフラだ」とし、「市場運営の経験と投資家保護の体制を備えた金融インフラ機関との連携は避けられない」と反論した。さらに「NXTコンソーシアムにはミュージックカウをはじめ多数の小口投資スタートアップが参加しているにもかかわらず、特定企業だけが革新の代表のように映るのは歪曲だ」と指摘した。NXTコンソーシアムにはミュージックカウのほか、セジョンDX、ストックキーパー、トゥゲザーアートなど、代表的な小口投資企業4社が社運をかけて参加しているという。
ルーセントブロックのコンソーシアム内で小口投資企業はルーセントブロックのみだ。業界では、今回の論争が長期化すれば小口投資市場の開設自体が遅れる可能性があるとの懸念も出ている。
アン・ジョンフン記者 ajh6321@hankyung.com





