概要
- 金と金価格は高値比で約15%急落し、銀先物価格も31.4%下落したと伝えた。
- ケビン・ウォッシュの指名に伴う「ウォッシュ効果」で米ドルが上昇基調に転じ、貴金属価格が圧迫されていると分析した。
- 各国中央銀行による金購入と中長期の金融緩和基調を背景に、金の構造的需要は底堅いとした。
期間別予測トレンドレポート


金・銀急落に「悲鳴」…「ウォッシュ効果」で利益確定売りが殺到
金価格は高値比15%下落…銀は下げ幅を一部取り戻す

「ウォッシュ効果」で世界の貴金属市場が大きく揺れている。連日高値を更新してきた金と銀の価格が急落局面に転じた。金は1トロイオンス当たり4600〜4700米ドル水準まで下落し、先月末に付けた高値から約15%下げた。銀は急落後、下げ幅を一部取り戻して小幅に反発する動きとなっている。
2日、ニューヨーク商品取引所(COMEX)によると、同日午前11時時点の金先物は1トロイオンス当たり4742米ドルで取引された。直近高値だった先月29日(5599米ドル)と比べると15.3%下落した水準だ。銀先物も83米ドルと、同日に記録した高値(121米ドル)から31.4%下げた。ただ、銀は前日未明に一時69米ドルまで下落した後、押し目買いの流入で小幅に回復している。
今回の急落の背景として、いわゆる「ウォッシュ効果」が挙げられている。タカ派とされるケビン・ウォッシュ前米連邦準備制度理事会(Fed)理事が次期FRB議長候補に指名されたことで、利下げペースが鈍化するとの見方が広がった影響だ。米ドルが上昇基調に転じたことで、金や銀など代替資産の価格が同時に押し下げられたとの分析である。米金融政策を巡る不確実性が高まる中、これまで安全資産に向かっていた資金が一斉に流出しているとの見方も出ている。
もっとも、専門家は今回の調整をトレンド的な下落と断定するのは時期尚早だとしている。各国中央銀行が外貨準備の多様化の一環として金の購入を継続しており、中長期的には金融緩和基調が維持される可能性が高いからだ。短期的なボラティリティは拡大したものの、金を巡る構造的需要は依然として底堅いとの評価だ。
イ・ヘイン記者 hey@hankyung.com

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