概要
- 国際 金価格は先月30日、1トロイオンス当たり4894.23米ドルと前日比 9%急落し、2013年以降で最大の下落幅を記録したと伝えた。
- 今回の 金ラリーと急落の背景には、各国中央銀行の 買い入れ、ETFへの資金流入、米 FRBの利下げ、中国の投機資金による大規模な買いと利益確定があったと述べた。
- 同日、銀スポット価格は 27.7%急落し、銀ETF「iシェアーズ・シルバー・トラスト」の取引代金が 400億米ドルを超えるなど、銀市場のボラティリティがさらに大きかったと伝えた。
期間別予測トレンドレポート


金価格、先月30日に9%急落
2013年4月の9.1%以来の最大下落幅
「銀価格はさらに劇的なボラティリティ」

先月30日に記録された国際金価格の急落は、12年半ぶりの最大下落幅だった。
ブルームバーグによると、先月30日の金スポット終値は1トロイオンス当たり4894.23米ドルで、前日比9%急落した。2013年4月15日(-9.1%)以来の1日当たり最大下落率だ。
金価格は2002年(280米ドル)から2011年9月(1920.3米ドル)に史上最高値を付けるまで、緩やかな上昇基調を描いた。ピークから1年6カ月で9.1%の急落となり、1348米ドルまで沈み込んだ。
2013年当時は欧州発の財政危機などを受けて安全資産としての金選好が強まり、中国が国際基軸通貨を巡って米ドルと通貨戦争を繰り広げるとのうわさまで広がり、金価格を急騰させた。
しかし同年4月15日、中国の1-3月期の経済成長率が市場予想(8%)を大きく下回る7.7%と発表されると、金価格は急落し始めた。
2013年4月に1348米ドルまで下落した金価格は、2013年末(1201米ドル)、2014年末(1184米ドル)、2015年末(1061米ドル)まで安値を切り下げ続けた。その後は2016年から上昇基調に転じ、2023年には2000米ドルまで上昇した。
その後、2024年(上昇率27%)と2025年(64%)に爆発的に上昇した。今年に入っても急落直前まで25%急騰し、日中には5595米ドルまで跳ね上がった。
昨年以降の金ラリーは、各国中央銀行による大規模買い入れ、上場投資信託(ETF)への資金流入、米連邦準備制度理事会(Fed)による3会合連続の利下げ、相次ぐ地政学的緊張などに支えられた。
昨年は、投資家がいわゆる「ディベースメント(debasement)トレード」に大挙して参入し、金ラリーを加速させた。
ブルームバーグは、個人投資家から商品市場に参入した大型株式ファンドに至るまで、中国の投機資金による大規模な買いの波がこの急ピッチを主導したと分析した。
トランプ大統領が「よりハト派ではない」と評されるケビン・ウォーシュを次期米中央銀行(Fed)議長に指名したとの報を受け、中国の投資家が利益確定に動き、急落の引き金になったという。
世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエイツで商品担当責任者を務めたアレクサンダー・キャンベルは、「中国が売り、いま私たちはその余波に直面している」と語った。
最も劇的な変動が現れたのは銀市場だった。
銀市場は約980億米ドルにすぎない。7870億米ドル規模の金市場よりはるかに小さく、その分ボラティリティも大きい。銀スポット価格は先月30日に27.7%急落した。
この日、銀を裏付け資産とする最大の上場投資信託(ETF)である「iシェアーズ・シルバー・トラスト」の取引代金が400億米ドルを超えた。
シン・ミンギョン ハンギョンドットコム記者 radio@hankyung.com

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