「ニヤニヤ状態」発言ひと言で…為替急騰に日本は「大騒ぎ」

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 高市早苗首相が円安の利点に言及し、外為特会を「ニヤニヤ状態」と表現したことで、円・ドル相場が急騰したと伝えた。
  • 米当局のレートチェックで1ドル=152.1円まで進んでいた円高分が、今回の発言後に155円台後半へと戻されたとした。
  • 日本経済新聞は、円・ドル相場が1ドル=160円に向かう場合、外貨準備高を動員した為替介入リスクが高まると指摘したと伝えた。

期間別予測トレンドレポート

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円安に「ニヤニヤ」…円高効果を半減させた高市

Photo=Kaua209/Shutterstock
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高市早苗首相が衆議院(下院)選挙の遊説で円安の利点を強調したことで、円・ドル相場が急騰(円の価値は急落)した。高市氏は、為替介入のために設けた外国為替資金特別会計(外為特会)の運用が「ニヤニヤ状態」だと表現した。この発言で、米当局の「レートチェック(為替介入の前段階)」によって押し上げられた円高効果の半分を食い潰した。

3日の東京外国為替市場で円・ドル相場は1ドル=155円台後半まで上昇した。円の価値が下落したということだ。円・ドル相場は先月23日に1ドル=159.23円まで上昇した後、米当局のレートチェック観測を受けて27日には一時152.1円まで下落した。しかし、1週間余りで円高分の半分を吐き出した。

韓国の外国為替平衡基金に似た外為特会は、為替介入のための外貨準備を管理する。円高局面で介入する際は、政府短期証券を発行して調達した円を売ってドルを買う。介入で得た外貨は米国債などで保有する。円安局面では米国債などを売って調達したドルで円を買う。介入で得た円は政府短期証券の償還に充てる。

財務省によると、2025年末時点の外貨準備高は1兆3697億ドルに達する。過去の円売り・ドル買い介入局面で外貨準備が膨らみ、2012年ごろから1兆3000億ドル前後を維持している。

外為特会では、外貨資産から得た利子が歳入となり、政府短期証券の利払い費が歳出となる。日本の金利が海外より低い状態が続くことで、金利差に伴う利益が生じる。円の価値が下がると、海外から受け取る利子収入が円ベースで増える。高市首相が「ニヤニヤ」する理由だ。

高市首相は1日、Xで為替発言の意図について「円高と円安のどちらが良い、どちらが悪いということではなく、『為替変動にも強い経済構造をつくりたい』という趣旨で申し上げた」と説明した。円安の利点を強調したわけではないとしたが、外為特会に関する発言については言及しなかった。

米当局のレートチェックという異例の措置により、日本政府は1円も使わずに円安を止めた。しかし、高市首相の円安容認発言などで、その効果はすでに半分以上が失われた。日本経済新聞は「円・ドル相場が再び1ドル=160円を目指すなら、外貨準備を動員した為替介入に追い込まれるリスクが高まっている」と指摘した。

東京=金日圭特派員 black0419@hankyung.com

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