概要
- トランプは中国との通話で、中国による米国産石油・ガスの購入、追加の農産物購入の検討が議論され、いずれも非常に前向きだったと明らかにした。
- トランプは米国産大豆の購入をめぐり、中国が今季は2000万t、来季は2500万tを購入することで合意したと伝えた。
- トランプは中国との関係は非常に友好的だとして、残る任期3年間で中国と多くの前向きな成果を達成できると強調したと述べた。
2カ月ぶりの電話会談で台湾・米中関係・世界的懸案を協議
トランプ「中国による米国産石油・ガス購入を議論」
習近平「台湾分裂は容認できない…米国は台湾への武器販売に慎重であるべき」

ドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席が電話会談を行い、両国関係や台湾問題、世界的な懸案などを協議した。両首脳の電話会談は昨年11月24日以来、約2カ月ぶりとなる。
トランプ大統領は4日(現地時間)、ソーシャルメディア(SNS)に「たった今、習主席との素晴らしい電話会談を終えた」とし、「長く、詳細な会談だった」と明らかにした。
続けて「貿易、軍事、私が非常に楽しみにしている中国訪問に向けた4月の出張、台湾、ロシア・ウクライナ戦争、イランの現状、中国による米国産石油・ガスの購入、中国による追加の農産物購入の検討、航空機エンジンの供給、そして他にも数多くのテーマなど、重要な話題が議論された」とし、「いずれも非常に前向きだった」と述べた。
中国国営の新華社通信も両首脳の通話を報じ、習主席が台湾問題について「米中関係で最も重要な問題だ」とした上で、「台湾は中国の領土であり、中国は国家主権と領土保全を必ず守り、台湾の分裂を決して容認しない」と述べたと伝えた。
また「米国は台湾への武器販売問題を必ず慎重に処理すべきだ」と強調した。これに対しトランプ大統領は「中国側の台湾問題に関する懸念を重視している」とし、「中国との意思疎通を維持し、任期中に米中関係をより良好で安定したものとして維持したい」と述べたと新華社は伝えた。
さらにトランプ大統領は、中国による米国産大豆の購入に関し、中国が今季の購入量を2000万t(トン)に増やし、来季は2500万tを購入することを約束したと伝えた。
トランプ大統領が言及した両首脳の通話内容に、中国が米国から石油およびガスを購入する問題が含まれていたことは、足元の世界情勢とも密接に関係する。トランプ大統領の発言通りであれば、中国はこれまで石油・ガスを主にロシア、イラン、ベネズエラなどから輸入してきたが、その一部を米国産に置き換えることについて議論が行われたことを意味する。
とりわけ、米国がベネズエラ大統領ニコラス・マドゥロを排除した後、中国の石油調達先の一つだったベネズエラの石油輸出を米国が統制している状況と相まって注目が集まる。
両首脳の通話は、昨年11月24日の電話会談以来、約2カ月ぶり。当時の通話は、慶州で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を機に行われた米中首脳会談から1カ月後に実施された。
両首脳はこの日、米中関係の重要性をとりわけ強調した。トランプ大統領はSNSの投稿で「中国との関係、そして習主席と私の個人的な関係は非常に友好的であり、我々はいずれもそれを維持することがどれほど重要かを認識している」と述べた。
さらに「残りの任期3年間で、習主席および中国と多くの前向きな成果を達成できると信じている」と強調した。
習主席も「私は米中関係を非常に重視している」とし、「新年もあなたと共に、米中関係という大きな船を率いて荒波を乗り越え、安定的に前進し、より多くの大きな事と良い事を成し遂げることを望む」と述べたと新華社は伝えた。
続けて「双方は、すでに達成した合意に基づき、対話と意思疎通を強化し、相違点を適切に管理し、実務協力を拡大すべきだ」とし、「一つ一つ着実に進めて信頼を積み上げ、2026年を米中が相互尊重・平和共存・協力共栄へ進む年にしよう」と提案した。
パク・スリム 韓経ドットコム記者 paksr365@hankyung.com

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