概要
- 米国とイランの核協議がオマーンで予定どおり開催されることになり、今後の中東情勢と原油市場に影響を及ぼし得ると伝えた。
- 米国とイランの会談が決裂する可能性があるとの報道を受け、WTI先物は前日比3.05%上昇し、1バレル=65.14ドルで取引を終えたと明らかにした。
- イランが米国との核交渉は計画どおり進むと表明し、原油上昇幅が一部縮小したと伝えた。

暗礁に乗り上げる危機にあった米国とイランの高官級会談が、仲介国の説得の末、予定どおり開催されることになった。ただ、議題を巡る見解の相違が続いており、会談の行方に注目が集まっている。
アッバース・アラグチ・イラン外相は4日(現地時間)、Xで「米国との核協議は金曜日午前10時にマスカットで開かれる予定だ」と述べた。ホワイトハウス関係者もAFP通信に「6日にオマーンで会談を行う」と確認した。
これに先立ち米メディアのアクシオスは、米国がイラン側の開催地変更要請を拒否しているため会談が決裂する可能性が高まったと報じていた。当初はトルコで開催される予定だったが、前日にイランが開催地をオマーンに変更し、核問題のみを議論する二国間会談を要請した。
会談が流れる恐れが出ると、中東の国が同日午後にホワイトハウスへ連絡し、トランプ政権を説得したと伝えられる。アクシオスは続報で消息筋を引用し、「米国とイランの核交渉は正常化した」とし、「同日午後、中東の複数の指導者がトランプ政権に対し交渉を座礁させる脅しを実行しないよう緊急にロビー活動を行った結果だ」と伝えた。
原油価格は米・イラン情勢を受けて乱高下を繰り返した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所で、米国産原油WTI先物は1バレル=65.14ドルで取引を終えた。前日比3.05%高となる。米国とイランの会談が開かれない可能性があるとの報道に反応した。
トランプ大統領がNBCのインタビューで、外交的解決が行き詰まった場合、イラン最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師は「大いに心配すべきだ」と警告した点も原油を押し上げた。
その後、イランが米国との核交渉が計画どおり進むと明らかにし、原油は上げ幅を一部縮小した。
今回の会談では、イランの核兵器開発計画が主要議題になる見通しだ。ただ米国は、核開発計画以外の問題も併せて扱うべきだとの立場だ。
マルコ・ルビオ米国務長官は同日、「何か意味のあるものを引き出すには、(イランの)弾道ミサイルの射程、中東地域におけるテロ組織支援の問題、核開発計画の問題、自国民の扱いの問題など特定の課題が含まれなければならない」と述べた。続けて「米国は常に交渉に臨む用意がある」としつつも、「(イランと)合意に到達できるかどうかは確信できない」と付け加えた。
イランも不満を示した。イラン革命防衛隊傘下の半官営メディア、タスニム通信は消息筋を引用し、「問題は開催地変更ではなく、米側が引き続き立場を変えている点だ」と伝えた。
フィナンシャル・タイムズ(FT)は、こうした報道はイラン当局が昨年米国と行った会談と同様の形式を望んでいるシグナルだと解釈した。当時オマーンで行われた交渉は、イランの弾道ミサイル保有状況などの問題ではなく、核開発計画に焦点を当てて進められた。
ハン・ミョンヒョン記者 wise@hankyung.com

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