「米財政、このままでは持続不可能」

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 議会予算局(CBO)は、今後10年後の米国の財政赤字が3兆1000億ドル、GDPの6.7%に達するとの見通しを示した。
  • 米国の国家債務は今年GDPの100%を突破し、2030年には107.7%へ上昇、第2次世界大戦直後の最高値(106%)を上回る見込みだとした。
  • CBOは、利払い費の増加や、トランプ政権の減税政策・国防費増額・移民制限政策が財政悪化を招き、米国の財政の道筋は持続可能ではないと警告した。

期間別予測トレンドレポート

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米議会予算局の見通し報告書

10年後の財政赤字は3兆ドルの見通し

Photo=Shutterstock
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米国の財政赤字と債務規模が今後10年以内に記録的な水準へ急増するとの議会予算局(CBO)の分析が出た。

CBOは11日(現地時間)に公表した2026年の予算・経済見通し報告書で、10年後の米財政赤字が3兆1000億ドルに膨らみ、国内総生産(GDP)の6.7%を占めるとの見通しを示した。これは過去50年の平均赤字比率(3.8%)のおよそ2倍で、スコット・ベッセント財務長官の目標(約3%)とも乖離が大きい。国の債務負担が増え、高齢化や医療費支出が税収増のペースを上回ることで、赤字規模が拡大するとの見方が示されている。

CBOは2026会計年度(2025年10月~今年9月)の連邦政府の財政赤字を1兆8530億ドルと推計し、1年前の見通しより8%上方修正した。GDP比5.8%で、昨年と同水準だ。米政府は税金と関税で1ドルを徴収するたびに、1.33ドルを支出している計算になる。

政府債務残高も増え、今年はGDPの100%を突破すると見込まれる。米国の公的部門債務比率は、昨年末のGDP比99%から2030年には107.7%へ上昇する見通しだ。第2次世界大戦直後の1946年に記録した過去最高(106%)を上回る。

CBOは利払い費の増加で赤字幅が拡大するとみている。利払い費を除く基礎的赤字は縮小しているものの、過去の借り入れに伴う利払い負担が増しているという。2036年には利払いだけで連邦歳入の26%が充てられる見通しだ。フィリップ・スワゲルCBO局長は「我々の予算見通しは、米国の財政の道筋が持続可能ではないことを示している」と警告した。

またCBOは、ドナルド・トランプ政権の関税引き上げ措置は財政赤字を縮小する効果がある一方で、減税政策や国防費増額で赤字が拡大し、移民制限政策で税収が減少するなど、主要政策が財政悪化を招くと判断した。

韓経済記者 hankyung@hankyung.com

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