概要
- エヌビディアは、2026会計年度第4四半期に売上高 681億3000万ドル、EPS 1.62ドル、売上総利益率 75.2%となり、コンセンサスを上回ったと発表した。
- エヌビディアは、2027会計年度第1四半期の売上高ガイダンス 780億ドルと売上総利益率 74.9〜75.0%を提示し、エージェンティックAIの普及に伴うAIアクセラレーター需要増を強調したと伝えた。
- エヌビディアは、ベラ・ルービン系列の投入計画とともに、AIバブル論の沈静化にもかかわらず、中国のAIチップ設計企業の追い上げとメモリ半導体の品薄が逆風だと伝えた。
期間別予測トレンドレポート


エヌビディア、第4四半期は予想外の好決算
第4四半期売上高 681億ドル…73%急増
エージェンティックAIが生んだ転換点
AI投資は売上高につながる
下半期に次世代「ベラ・ルービン」を投入

「多くの企業が人工知能(AI)への投資によって実際に売上高を生み出している。その結果、コンピューティング需要が幾何級数的に増えている」(ジェンスン・フアン エヌビディア最高経営責任者)
エヌビディアは、市場コンセンサス(予想平均)を大きく上回る2026会計年度第4四半期(2025年11月〜2026年1月)の決算を公表した。さらに、2027会計年度第1四半期(2026年2〜4月)の業績もコンセンサスを7%以上上回るとの見通しを示した。「エージェンティックAI」(与えられた目標を達成するために自ら複雑な作業を計画・実行するAI)の普及でAI投資競争が加速し、エヌビディアのAIアクセラレーター需要も増え続けている。
コスト急増でも売上総利益率は75%
エヌビディアは25日(現地時間)、2026会計年度第4四半期の売上高が681億3000万ドル、1株当たり利益(EPS)が1.62ドルだったと発表した。売上高とEPSはいずれもコンセンサス(売上高659億1000万ドル・EPS 1.53ドル)を上回った。売上高とEPSの前年同期比増加率はそれぞれ73%、82%だった。売上総利益率は75.2%に達した。市場では「メモリ半導体価格の急騰による利益率低下懸念を払拭した」との見方が出た。
2027会計年度第1四半期のガイダンスも期待を上回った。売上高ガイダンスは780億ドルで、コンセンサス(727億8000万ドル)を上回った。売上総利益率は74.9〜75.0%を提示した。

エージェンティックAIが転換点を形成
フアンCEOは決算発表後のコンファレンスコール(決算説明会)で、コンピューティング需要の爆発的増加と、それに対応する次世代AIアクセラレーター「ベラ・ルービン」について主に語った。アマゾン、グーグルなどのビッグテックが毎年数千億ドル規模の設備投資を継続する可能性について、フアンCEOは「顧客企業のキャッシュフローは引き続き改善する」と述べた。その理由としてエージェンティックAIを挙げた。
エージェンティックAIは、質問に答えるだけの従来型AIと異なり、問題解決を主体的に遂行する点が特徴だ。複数の演算プロセスを経る必要があるため、必要なトークン(AIの計算単位)需要が急増する。フアンCEOは「いまはエージェンティックAIの転換点だ」とし、「コンピューティング能力がなければトークンを生成できず、トークンがなければ売上高を伸ばせない」と説明した。AIサービス企業が収益を上げるには、エヌビディアのAIインフラとプラットフォームに投資せざるを得ないという趣旨だ。
エヌビディアは、現在主力のブラックウェルと、下半期に投入予定のベラ・ルービン系列で対応する計画だ。フアンCEOは「今週、ルービンのサンプルが出荷された」とし、「いまはエージェンティックAIが波を起こしているが、その次はロボティクスのようなフィジカルAIになる」と強調した。
市場は安堵…バブル懸念はなお継続
市場の反応は「歓喜」というより「安堵」に近かった。決算発表後の時間外取引でエヌビディア株は一時4%超上昇したが、終盤に小幅安へ転じた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「今回の決算でAIバブル論は和らいだが、四半期ごとにウォール街の期待を上回らねばならない圧力が一段と強まっている」と評した。顧客企業がAIで売上高ではなく「利益」を生み出す必要があるとの声も強まっている。
中国AI産業の台頭とメモリ半導体の品薄も、エヌビディアにとって逆風だ。エヌビディアは「中国で少量のH200販売承認は得たが、まだ収益は発生していない」とし、「中国のAIチップ設計企業の追い上げが激しい」と明らかにした。
ファン・ジョンス記者 hjs@hankyung.com

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