「原油の需給の要衝が塞がれた」…中国、ホルムズ封鎖で原油価格を注視

出典
Korea Economic Daily

概要

  • イランのホルムズ海峡封鎖と船舶攻撃により、中東産の原油輸送コストが過去最高水準へ急騰したと伝えた。
  • 複数の研究者や機関は、事態が長期化した場合、国際原油価格が1バレル当たり100ドル120~150ドル、極端な状況では200ドルまで上昇する可能性に言及したと伝えた。
  • 実際にブレント原油先物価格が取引時間中に13%急騰するなど国際原油価格の変動性が拡大し、市場の不確実性が高まっていると伝えた。

期間別予測トレンドレポート

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ホルムズ海峡。/Photo=韓経DB
ホルムズ海峡。/Photo=韓経DB

イランが米国の攻撃への対抗措置として、主要な原油輸送路であるホルムズ海峡の封鎖カードを切った中、中東産原油への依存度が高い中国も事態の余波を注視している。

2日(現地時間)、ブルームバーグ通信など海外メディアは、今回の戦争の影響で中東から中国に向かう原油輸送コストが過去最高水準へ急騰したと報じた。ロンドン・バルティック取引所によると、業界の基準航路を利用した場合、200万バレル級タンカーの1日当たりの輸送費が42万4000ドル(約6億2000万ウォン)に上昇したと同メディアは伝えた。

イランがホルムズ海峡閉鎖方針を表明する中、この日午前時点で少なくとも3隻の船舶がペルシャ湾沿岸で攻撃を受け、1人が死亡したと伝えられた。イランの半官営ファルス通信は、ホルムズ海峡を通過中のタンカーはないものの、26隻が海峡周辺を遊弋しており、27隻は運航を停止していると伝えた。

ホルムズ海峡は、サウジアラビア・クウェート・イラク・イラン・アラブ首長国連邦(UAE)など中東産油国の輸出ルートで、世界の石油消費量の約20%に当たる日量2000万バレル規模の原油がここを通過する。

さらに、中東は世界の原油生産の3分の1を担い、イランは石油輸出国機構(OPEC)で3番目に原油生産量が多いだけに、今回の衝突の今後の展開次第では国際原油価格が大きく変動する可能性がある。

広開首席研究員の劉涛・シニア研究員は、経済観察報とのインタビューで、OPEC+の増産や米国などによる戦略備蓄放出について「遠い水では(中国が直面する)目先の渇きを癒やすのは難しい」と述べ、短期的に国際原油価格は強含むとの見方を示した。

同氏は、攻撃が軍事目標に限定され、実質的な原油供給の途絶につながらない場合、原油価格は1バレル当たり80~100ドルのレンジで推移し、1日当たり5~10%の価格変動を示すと予想した。さらに、原油価格が120~150ドルに達し、極端な状況では200ドルに達する可能性にも言及した。

中国新聞網は、ホルムズ海峡封鎖が継続すれば原油価格が1バレル当たり120~130ドルに達し、深刻な場合は150ドルを上回る可能性が取り沙汰されていると伝えた。

復旦大学中東研究センターの周志長・研究員は、ホルムズ海峡の通行が引き続き支障を受ければ原油価格が90ドル以上に上昇し得るとして、それに伴う不確実性が拡大する可能性があると警告した。

市場調査会社ICISも、ホルムズ海峡封鎖が続けば今後の国際原油価格が1バレル当たり100ドルを上回り得ると見通した。この日、ICE先物取引所で5月渡しブレント原油先物は取引時間中に一時1バレル当たり82.37ドルまで上昇し、前営業日比13%急騰した。終値は前営業日比6.7%高の77.74ドルで取引を終えた。

パク・スリム 韓経ドットコム記者 paksr365@hankyung.com

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