概要
- 米国とイランの戦争が中東各地へ拡大し、米国が同盟国とともにイランに対するより強い攻撃を予告したと伝えた。
- トランプ大統領は軍事作戦の目標として、イランのミサイル能力の破壊、海軍の壊滅、核兵器保有の阻止、テロ武装勢力支援の停止を提示したとした。
- ブルームバーグ通信は、イランの低価格ドローン「シャヘド-136」と撃墜用の迎撃ミサイルのコスト格差が大きい、弾薬・ミサイル消耗戦が展開されていると分析したと伝えた。
期間別予測トレンドレポート


米「戦争はさらに4〜5週間続く可能性」…イランとの長期戦を示唆
米、イラン海軍戦力などを集中的に攻撃
イランも激しく反撃…米兵6人死亡
トランプ氏「地上軍派遣」に含み
弾薬・ミサイル消耗戦への対応が焦点
欧州・湾岸6カ国、米国を軸に結束

米国とイランの戦争が中東各地へ拡大している。米国とイスラエルによるイラン攻撃に対し、イランが中東の米軍基地をはじめ、米大使館や空港などへ無差別に反撃しているためだ。米国はさらに強い攻撃を予告した。
◇「巨大な波はまだ起きていない」
サウジアラビアは2日(現地時間)、首都リヤドとアルカールジに向けて飛来したイランのドローン8機を撃墜したと発表した。リヤドの米大使館は2度にわたりドローン攻撃を受けた。カタールは「イランから接近していた戦闘機2機を撃墜し、弾道ミサイル5発とドローン7機を迎撃した」と発表した。イランが中東各国に無差別攻撃を加えると、各国も防衛に乗り出した形だ。米国は、カタール、UAE、クウェート、ヨルダン、サウジの5カ国が米国に防空部隊を支援していると公表した。
ドナルド・トランプ米大統領は同日、CNNのインタビューで「巨大な波はまだ起きてもいない」と述べ、追加攻撃を示唆した。さらにホワイトハウスで開かれた名誉勲章授与式では「イランとの戦争は4〜5週間かかると予想していたが、それより長く続ける能力がある」と語った。マルコ・ルビオ国務長官も「米軍の最も強力な打撃はまだ行われていない」と述べた。
米国防総省は前日、開戦後初の記者会見で、イラン国内の指揮統制インフラや海軍戦力、弾道ミサイル基地など約1000カ所を攻撃したと発表した。米中央軍も「2日前までイラン政権はオマーン湾に11隻の艦艇を保有していたが、きょう彼らは1隻も持っていない」と述べた。米軍はB-2ステルス戦略爆撃機に続き、B-1爆撃機も追加投入した。
◇ トランプ氏「地上軍への抵抗はない」
地上軍にも言及したトランプ氏「最も強力な攻撃、まだ始まってもいない」トランプ大統領は「イーバー軍事作戦」に4つの目標を提示した。大統領は「第一はイランのミサイル能力の破壊、第二は彼らの海軍の壊滅、第三は世界最大のテロ支援国家が決して核兵器を保有できないようにすることだ」とし、「最後に、イラン政権が国境の外でテロ武装勢力を武装させ支援し続けることができないようにする」と述べた。政権交代には言及しなかった。
地上軍派遣の可能性も排除しなかった。ニューヨーク・ポストのインタビューでは「地上軍に関する“抵抗”はない」と語った。ただ、ニュースネーションとのインタビューでは「地上軍投入は必要ないだろう」と述べた。地上軍が投入されれば、戦争の性格そのものが完全に変わらざるを得ない。ただし米軍の被害が拡大し得るため、米国の地上軍投入の可能性は低い。現時点で米軍の死亡者は6人にのぼる。イスラエルが地上軍を投入する可能性も取り沙汰されるが、イスラエルがそうした決定を下すかはまだ確実ではない。
イランが意図的に弾薬消耗を加速させるため、さまざまな目標を低価格ドローンや通常兵器で攻撃しているとの見方も少なくない。ブルームバーグ通信は、イランの代表的ドローン「シャヘド-136」が約2万ドル(3000万ウォン)程度である一方、これを撃墜する迎撃ミサイルは400万ドル(約60億ウォン)に達すると分析した。
◇ 欧州も防衛戦に参加
同盟国および湾岸地域の国々は、ひとたび戦争が始まった以上、米国を軸に結束する雰囲気だ。GCC所属の6カ国が対応方針を表明したのに続き、欧州など同盟国の支援も相次いでいる。キア・スターマー英首相は、防衛目的に限り、米国が英国の軍事基地をイラン空爆に使用できるよう許可した。その後、キプロスにある英空軍アクロティリ基地はイランのドローン攻撃を受けた。
ただしスターマー首相は、米国とイスラエルによるイラン空爆には参加しないと線を引いた。ギリシャはキプロスを防衛するとして、軍艦と戦闘機を同地域に派遣した。フランスもイラン近海に軍艦を派遣した。
ワシントン=イ・サンウン特派員 selee@hankyung.com

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