概要
- 米上院は、トランプ大統領の対イラン戦争権限を制限する決議案を賛成47票、反対53票で否決したと伝えた。
- 決議案の否決により、対イラン戦争に対する議会の牽制が不発に終わり、トランプ大統領による軍事行動拡大の余地が残ったとした。
- 対イラン戦争が4週目に入るなか、トランプ大統領が地上軍投入の可能性を排除しておらず、今後軍事対応の範囲をめぐる議論が続くと伝えた。
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米上院は、ドナルド・トランプ大統領の対イラン軍事行動の権限を制限する決議案を否決した。
18日(現地時間)、CBSによると、上院は対イラン戦争権限を制限する決議案を賛成47票、反対53票で否決した。
同決議案は民主党のコリー・ブッカー(Cory Booker)上院議員が主導し、議会の明示的な承認なしに対イラン軍事行動を拡大できないようにする内容だった。決議案には、米軍に対しイラン関連の軍事行動から撤収するよう求める条項も含まれていた。
今回の採決は民主党主導で進められたものの、一部の離反票が出て可決に至らなかった。民主党ではジョン・フェッターマン(John Fetterman)上院議員が反対票を投じ、共和党ではランド・ポール(Rand Paul)上院議員が賛成票を投じた。
これにより上院は、直近1年の間に3度目となる、トランプ大統領の対イラン軍事権限を制限しようとする試みを否決した。
民主党は戦争拡大の可能性に対する牽制を続けている。ブッカー氏は「上院は、既にやるべきことをしてこなかった」とした上で、「可能なあらゆる手段を動員して問題提起する」と述べた。
クリス・マーフィー(Chris Murphy)上院議員も「政権が公開公聴会を避けるのは、戦争への支持を失うことを懸念しているからだ」とし、「この戦争を正当化するのは難しい」と批判した。
一方、トランプ政権と共和党は、大統領が既存の権限の範囲内で軍事行動を実施したとの立場だ。トランプ大統領は議会に送った書簡で、「外交的解決を試みたが、脅威が手に負えない水準に達した」と表明した。
対イラン戦争が4週目に入るなか、トランプ大統領は地上軍投入の可能性を排除していないものの、具体的な終結時期は示していない。
今回の採決で議会による牽制の試みが不発に終わったことで、今後も政権の軍事対応の範囲をめぐる論争が続く見通しだ。

YM Lee
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