概要
- エジリンスキー氏は、ディレクシオンの顧客を市場の変動性を積極的に活用する能動的な トレーダー と定義した。
- 同氏は、エネルギー、金鉱山、バイオテクノロジー などの ニッチ市場 と、上位5つの 主要銘柄 を活用したレバレッジ・インバース戦略を示した。
- エジリンスキー氏は、ボックス圏相場で インカム戦略、カバードコール、クリプト(暗号資産) 関連の新商品を次世代の主力商品として検討していると明らかにした。
期間別予測トレンドレポート



「トレンドは友だ。だが、その友と長く付き合うには、日々の収益率を見極めるまじめさが欠かせない」
ディレクシオン(Direxion)のエドワード・エジリンスキー氏(グローバル営業・流通・オルタナティブ投資統括責任者)は4月10日、韓国経済新聞とのインタビューでこう語った。同氏はディレクシオンの顧客を、単に資産を買って持ち続ける「インベスター」ではなく、市場の変動性を積極的に活用し、ニュースの一文にも敏感に反応する能動的な「トレーダー」と位置付けた。米国株投資家におなじみのディレクシオンは、こうした哲学を土台に、1997年の設立以来、レバレッジ型とインバース型の上場投資信託(ETF)市場を切り開いてきた。グローバル市場ではファーストムーバーとして独自の実績を築いてきた。
エジリンスキー氏が次の市場攻略法として示すのは、エネルギー、金鉱山、バイオテクノロジーといった「ニッチ市場」を深掘りすることだ。同氏は、市場全体の流れに乗る段階を超え、ニュースやテーマに敏感なセクターを選び出すことで、トレーダーの勝率向上を後押ししたいと述べた。鋭い「手術用メス」のような道具を絶えず投入するのが目標だと強調した。
ディレクシオンが2024年、特定セクターを対象に上位5銘柄前後だけを選び、レバレッジとインバースの効果を狙う投資戦略を打ち出したのも、その一環だ。エジリンスキー氏は、構成銘柄が多すぎる指数は反応が鈍く、個別株はリスクが大きく振れすぎると感じる投資家を念頭に、主要5銘柄に絞った戦略を組んだと説明した。実績のある大型株を活用し、市場の小さな隙間まで収益機会に変えていく考えも示した。
足元では方向感に乏しいボックス圏相場が長引いている。このためディレクシオンは新商品の投入も計画している。エジリンスキー氏は、上昇相場だけでなく、退屈な横ばい相場でも収益を上げられなければならないと指摘した。次世代の主力商品として、インカム戦略やカバードコールに加え、変動性の「最終兵器」であるクリプト(暗号資産)関連の新商品を検討していると明らかにした。
パク・ジュヨン記者 grumpy_cat@hankyung.com

Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.





