概要
- 米国はホルムズ海峡を巡り、イランの港を全面封鎖し、原油と天然ガスの輸送に大きな影響を及ぼし得ると明らかにした。
- 米軍はイラン産原油の輸出に加え、中国・ロシアなど第三国の船舶も遮断し、イランの資金源を断つ狙いだ。
- イランはホルムズ海峡の統制を宣言し、軍事衝突時には「死の渦」になると警告した。海峡は高いリスクを抱える海域となった。
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6月13日午後11時からイラン港を全面封鎖、エネルギー補給路も遮断

世界の原油・天然ガス輸送量の2割超が通過するホルムズ海峡を巡り、米国とイランの強硬対立が頂点に達しつつある。
米国は6月13日午後11時(日本時間)から、イランの港に出入りするすべての海上交通を封鎖する措置を始めると発表した。
米軍はイラン産原油の輸出を遮断する。中国やロシアなど第三国の船舶についても、イランに武器や物資を供給し得る場合は阻止する方針だ。イランの港以外を出発地または目的地とする船舶は対象外となる。
海上封鎖は戦時または準戦時の措置にあたる。国際法上は戦争行為とみなされる。
ドナルド・トランプ大統領がこうしたカードを切ったのは、週末にパキスタンで開かれた終戦協議が物別れに終わったためだ。イランの資金源を断つ狙いがある。
これに対し、イランは直ちに強い警告を発した。
イラン革命防衛隊(IRGC)傘下のセパ・ニュースは6月12日、海軍司令部の話として「ホルムズ海峡を通過するすべての船舶はイラン軍当局の完全な統制下にある」と伝えた。さらに「敵が一度でも誤算すれば、海峡は彼らをのみ込む死の渦となる」と警告した。
ホルムズ海峡は軍事衝突の危険海域となった。米軍の封鎖とイラン側の統制が同時に作用しているためだ。ただ、海峡での衝突は米国、イランの双方に危険を伴う。両国ともその点は認識しているとみられる。
パク・サンギョン 韓経ドットコム記者 highseoul@hankyung.com

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