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機関資金の流入加速、個人は市場離れ 今回は機関主導の相場に

出典
Minseung Kang

概要

  • 暗号資産市場では、機関投資家の参加が広がる一方、個人投資家は市場から離れていると伝えた。
  • ステーブルコイン時価総額の過去最高更新ビットコインETFの投入ビットコイン担保融資の受け入れなどを背景に、機関資金の流入が鮮明だとした。
  • 短期的には、原油価格ドルインフレ期待などのマクロ要因で市場心理が弱い状態にあると分析した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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暗号資産市場では、機関投資家の参加が広がる一方、個人投資家は市場から離れる動きが出ている。

暗号資産専門メディアのコインテレグラフが6月13日に伝えた。エクソダス(Exodus)のJP・リチャードソン最高経営責任者(CEO)は、今年は機関投資家の市場参加が加速する半面、個人投資家は市場から抜けつつあると語った。今回のサイクルは、機関だけが強気相場にあり、個人はそれを実感できない初の事例になる可能性があるとも指摘した。

リチャードソン氏は機関資金流入の例として、ステーブルコインの時価総額が過去最高を更新したことのほか、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)によるビットコイン上場投資信託(ETF)の投入、チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)によるビットコイン現物取引の待機顧客募集、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)の暗号資産事業参入、ファニーメイ(Fannie Mae)によるビットコイン担保融資の受け入れを挙げた。

過去と比べ、機関と個人の動きが分かれている点も今回の特徴だ。リチャードソン氏は、2018年と2022年には機関投資家も個人とともに市場から離れたが、今回はむしろ参加を広げていると説明した。

こうした変化は、暗号資産市場が個人主導の投機的な循環から、機関主導の構造へ移りつつあることを示す。市場では、蓄積を軸とした資金の流れと流動性の拡大が続き、変動性の構造も徐々に変わっている。

オンチェーンデータでも個人需給の弱さが確認されている。オンチェーン分析プラットフォームのクリプトクアント(CryptoQuant)に所属するアナリスト、ダークフォストは、今月初めに1BTC未満の小口口座の流入が9年ぶりの低水準を記録したと分析した。とりわけバイナンス(Binance)では、個人の取引活動が大きく縮小したという。

短期の市場心理は引き続きマクロ要因に左右されている。コインエックス(CoinEx)のジェフ・コー主席アナリストは、短期的には原油価格やドル、インフレ期待といったマクロ要因の影響で市場心理が弱い状態にあると分析した。足元の動きは暗号資産需要の鈍化というより、マクロのリスクプレミアムが短期需給を圧倒した結果に見えると付け加えた。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
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