ストーリー、機密データ活用基盤「CDR」テストネット公開 安全性と収益化を両立

Suehyeon Lee

概要

  • ストーリーは、機密性の高いデータを安全に活用できるコンフィデンシャル・データ・レール(CDR)テストネットを公開したと発表した。
  • プログラマブル・データ構造を通じて、スマートコントラクトでデータアクセス権と活用範囲を管理し、AI学習やサービスに活用できると説明した。
  • データ活用の過程で生じる収益が貢献者に自動配分される仕組みで、次世代のAIデータ経済を支える中核インフラになるとした。

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写真:ストーリー
写真:ストーリー

AI特化型の知的財産権(IP)ブロックチェーン基盤を手がけるストーリー(Story, IP)は4月15日、機密性の高いデータを安全に活用できる「コンフィデンシャル・データ・レール(Confidential Data Rails、CDR)」のテストネットを公開したと発表した。

AI開発競争は足元でデータ確保競争へと広がっている。企業の内部情報や医療・金融データなど、高品質データの活用制約が主要な限界として指摘されてきた。CDRはこうした課題に対応する仕組みで、データを暗号化したまま維持しつつ、あらかじめ設定した条件に応じて限定的に活用できるよう設計した。

中核は「プログラマブル・データ」の構造にある。データアクセス権と活用範囲はスマートコントラクトで管理する。特定のライセンス保有者だけにアクセスを認めたり、決められた期間や環境でのみ演算を可能にしたりできる。データ原本を外部にさらさず、AI学習やサービスに活用できるという。

データ活用の過程で生じる収益は、貢献者に自動で分配する。複数のデータを組み合わせる場合でも、各参加者に収益を配分する仕組みで、データ基盤の収益モデルを構築できるとしている。

活用範囲は幅広い。企業間の協業では、機密性の高い内部データを開示せずに共同でAIモデルを構築できる。国家単位でも、データ主権を維持しながらグローバルなAI活用を並行させることが可能だという。

ストーリーの関係者は「AI競争の核心は公開データではなく、規制対象や機密性の高い高品質データをどう活用するかにある」と述べた。そのうえで「CDRはデータの機密保持と経済的価値の創出を同時に可能にし、次世代のAIデータ経済を支える中核インフラになる」と強調した。

Suehyeon Lee

Suehyeon Lee

shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
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