概要
- 米国とイランが2回目の停戦協議再開の可能性を残し、水面下の接触を続けていると伝えた。
- 米国とイランが6月21日の停戦期限を前に、期限延長案を協議していると伝えた。
- 米国の対イラン海上封鎖措置と、イスラエル・レバノンの停戦交渉が並行して進んでいると報じた。
期間別予測トレンドレポート


6月16日にも米イラン再協議か
「非公式ルート」で水面下の接触続く

米国とイランは、最初の停戦協議が決裂してから数日で、再び対面協議に踏み切る可能性を残したまま水面下の接触を続けている。成果なく終わった1回目の協議を受け、停戦期限を控える今週後半は、最悪の破局を避けて外交的解決の火種をつなぎとめられるかどうかの分岐点となりそうだ。
トランプ米大統領は6月14日、米FOXビジネスのインタビューで、米国とイランの戦争について「私の考えでは、ほとんど終わりに向かっている。それが終わる状態にかなり近づいている」と語った。
同日には、パキスタンのイスラマバードでイランとの停戦協議が近く再開される可能性にも触れた。米紙ニューヨーク・ポストとの電話インタビューでは「あそこ(イスラマバード)に本当にとどまっているべきだ」と述べ、「向こう2日以内に何かが起きるかもしれないし、われわれがそこへ向かう可能性が一段と高まっているからだ」と付け加えた。
早ければ6月16日にも、米国とイランの停戦協議が再開されるとの観測が強まっている。これに先立ち、複数の海外メディアは、米国とイランが今週後半にイスラマバードで2回目の停戦協議に入る可能性が高いと一斉に報じた。
AP通信によると、米外交筋は2回目の停戦協議を実現させるため、「非公式ルート(back channels)」を通じた水面下の調整を続けている。協議が実現すれば、米側代表は今回もJ・D・バンス副大統領が務める見通しだ。
CNNは交渉に詳しい関係者の話として、バンス副大統領のほか、スティーブ・ウィトコフ米中東担当特使、トランプ大統領の義理の息子であるジャレッド・クシュナー氏が2回目の協議に参加する予定だと伝えた。
CNNによると、トランプ氏はこの3人に停戦に向けた外交上の出口戦略を用意するよう指示した。3人は1回目の協議決裂後も、イラン側や仲介国側との接触を続けてきたという。
米国とイランが協議に向けた動きを続けるなか、停戦期限が延長される可能性もある。ロシア通信はアラブ圏の外交筋を引用し、双方の交渉団が6月21日の停戦期限を前に、期限延長案を協議していると報じた。
これまで「戦争は終わっていない」として交渉に非協力的だったイスラエルも、事実上は協議再開を受け入れる空気に傾いている。
イスラエルとレバノンが、1993年以来33年ぶりに高官級会談を開き、直接の停戦交渉を続ける案で合意したためだ。
イスラエルとレバノンの協議がまとまれば、戦争の一角にひとまず区切りがつき、武力衝突の負担もかなり和らぐとみられる。ただ、交戦相手はレバノン正規軍ではなくヒズボラとイスラエルであり、交渉に実効性があるかを疑問視する指摘もある。
米国はイランへの圧力を強めるため、対イランの海上封鎖措置も続けている。ホルムズ海峡を事実上封鎖したイランに対抗し、イランの港を出発地または目的地とする船舶を対象に、いわゆる「逆封鎖」を実施した。
コ・ジョンサム 韓経ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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