米が商船拿捕、イランは無人機攻撃 第2回停戦協議が危うく

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 米国とイランの緊張激化を受け、第2回停戦協議が頓挫するとの懸念が強まっている。
  • イランはホルムズ海峡の統制権を譲らない立場を改めて示した。
  • 米国とイランの停戦協議が決裂しかねないとの懸念のなか、国際原油相場ブレント油WTI先物が急騰した。

期間別予測トレンドレポート

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米国は対イラン圧力を最大水準に

イラン、ホルムズ海峡統制法を近く施行へ

写真:Shutterstock
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米国とイランの緊張が高まっている。2週間の休戦終了を2日後に控えた4月19日には、商船拿捕と無人機攻撃の応酬が起きた。早ければ4月20日に再開する第2回停戦協議が頓挫するとの懸念も強まっている。

米中央軍は4月19日、中国を出港してイラン南部バンダルアバスに向かっていた貨物船「トゥスカホ」に艦砲射撃を加えたうえで拿捕したと明らかにした。米国はイランによるホルムズ海峡封鎖への対抗措置として、イランを発着する船舶を阻止する海上封鎖を実施している。

トランプ米大統領も同日、SNS「トゥルース・ソーシャル」に「『トスカ』という名のイラン貨物船が我々の海上封鎖を突破しようとしたが、うまくいかなかった」と投稿した。さらに「現在、米海兵隊が当該船舶を確保している」と書き込んだ。停戦協議を目前に、対イラン圧力を最大限まで引き上げる狙いとみられる。

イランは直ちに反発した。イラン軍を統合指揮する中央軍司令部ハタム・アルアンビヤの報道官はタスニム通信に対し、「米軍による武装海賊行為に近く対応し、報復する」と警告した。イランは自国貨物船の拿捕への対抗措置として、米軍艦に無人航空機(UAV)攻撃を加えたとも主張した。

イランがホルムズ海峡の統制権を譲らない姿勢も鮮明になっている。イランの有力政治家であるエブラヒム・アジジ国会国家安全保障・外交政策委員長はBBCのウェブサイトに掲載されたインタビューで、ホルムズ海峡の通航権について「我々の譲ることのできない権利だ」と強調した。そのうえで、イランが船舶の海峡通過許可を含む通航権を決めると語った。さらに、環境、海上安全、国家安全保障に関する内容を盛り込んだ憲法110条に基づく法案を議会に提出しており、軍が同法を施行すると付け加えた。

米国とイランの停戦協議が決裂しかねないとの懸念から、国際原油相場は再び急騰した。6月限の北海ブレント先物は4月20日午前8時30分時点で前日比6.14%高の1バレル95.93ドルを付けた。5月限の米国産WTI先物は1バレル90.01ドルと、前日比7.35%上昇した。

ニューヨーク=パク・シニョン特派員 nyusos@hankyung.com

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