概要
- カーブ創業者のマイケル・エゴロフ氏は、DeFiレンディング市場の不良債権を市場メカニズムで処理する案を示した。
- エゴロフ氏は、カーブのCRVロング・ラマレンド(LlamaLend)をもとに、不良資産を値引き価格で売買するステーブルスワッププールを構築し、投資商品として設計したと明らかにした。
- 市場では、即時の収益に乏しいとの見方がある一方、CRV価格の回復時には収益機会があるとの評価もあり、DeFiの不良債権処理の代替案として注目を集めている。
期間別予測トレンドレポート



分散型金融(DeFi)プロトコルのカーブ(Curve)創業者が、DeFiレンディング市場の不良債権を市場メカニズムで処理する案を打ち出した。
4月27日に暗号資産専門メディアのザ・ブロックが報じた。マイケル・エゴロフ氏は、不良債権を売買可能な投資商品に転換して回収を図る方式を示した。
今回の提案は、最近のケルプダオ(KelpDAO)問題をきっかけに強まったDeFi不良債権の処理を巡る議論のなかで浮上した。これまではトークン配分や緊急融資、エコシステム支援といった救済策が取り沙汰されてきたが、同氏はこうした手法を市場ベースの仕組みに置き換えるべきだとみている。
エゴロフ氏は、カーブの「CRVロング・ラマレンド(LlamaLend)」の事例を試験モデルとして挙げた。この市場では約70万ドルの不良債権が発生し、一部の預け入れ資産を正常に引き出せない状況になっている。
同氏は、この資産は単純な損失ではなく「オプションに似た構造」を持つと説明した。担保資産であるCRVの価格が上昇すれば不良債権は回復しうる半面、下落した場合も損失構造は限定的で、投資商品として設計できるという。
このため、該当する不良資産を値引き価格で売買できるステーブルスワッププールを構築した。投資家はこれを購入するか、流動性を供給して手数料を得る形で参加できる。
もっとも、市場の受け止めは割れている。一部では、すぐに収益を生まない資産への投資需要は限られるとの見方がある。一方で、CRV価格が持ち直せば収益機会があるとの評価も出ている。
ザ・ブロックは、この提案がDeFi不良債権を共同で負担するのか、市場に委ねるのかを巡る論争のなかで、一つの代替案として注目されていると伝えた。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





