ハッシュド、ADGMの金融サービス許可取得 中東事業を本格化
概要
- ハッシュドは、アブダビ法人HGMLがADGMの金融サービス規制庁から金融サービス許可(FSP)を取得したと発表した。
- 今回の許可により、HGMLはADGM域内で投資・信用助言、資産運用、集団投資機構の運用などの規制金融業務を手がけられるようになったと説明した。
- ハッシュドは、ADGMを中東およびGCC地域事業の中核拠点とし、グローバル資本と現地の機関投資家を結んで、Web3ネットワークと中東市場の間の投資・事業協力を拡大する計画だと明らかにした。
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グローバルなWeb3ベンチャーキャピタルのハッシュド(Hashed)は4月30日、アブダビ法人のハッシュド・グローバル・マネジメント(HGML)が、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)で金融サービス規制庁(FSRA)から金融サービス許可(FSP)を取得したと発表した。
今回の許可により、HGMLはADGM域内で投資・信用助言、投資取引の仲介、資産運用、集団投資機構の運用などの規制金融業務を担えるようになる。
ハッシュドはこれを機に、ADGMを中東および湾岸協力会議(GCC)地域事業の中核拠点に据える。グローバル資本と現地の機関投資家を結ぶ役割も強める方針だ。アジアを中心に築いてきたWeb3ネットワークを中東市場とつなぎ、投資や事業提携の裾野を広げる戦略を描く。
ADGMは、デジタル資産とフィンテック分野で先進的な規制体制を備えた国際金融ハブとされる。ハッシュドはこの環境を生かして現地機関との協業を広げ、中長期の事業基盤を築く考えだ。
ハッシュドのキム・ソジュン代表は「アブダビはグローバルなデジタル金融インフラの最前線にある都市だ」と述べた。そのうえで「ADGMの規制体制の下で正式な事業基盤を整えたことは、この地域で長期にわたり信頼に基づく事業を築いていく意思の表れだ」と語った。
HGMLでシニア・エグゼクティブ・オフィサーを務めるホン・ソグォン・パートナーは「今回の許可は、中東の機関投資家と規制された環境のもとで本格的に協業できる土台を築いたという点で意義が大きい」と指摘した。ADGMとの連携を通じて、政策と市場をともにつくっていく考えも示した。
ADGMの市場開発総括責任者(Chief Market Development Officer)のアービンド・ラマムルティ氏は、HGMLの金融サービス許可取得に祝意を示した。「今回の許可は、先進企業が地域事業の設立と拡大の拠点としてADGMとアブダビを選ぶ流れが一段と加速していることを示している」と強調した。ADGMについては、イノベーションを支え、国境をまたぐ接続性を高め、長期成長を可能にする信頼性の高い将来志向の規制環境と世界水準のエコシステムを引き続き提供していくとした。
ハッシュドは2025年、アブダビ・ファイナンス・ウィークの期間中にADGMと共同でWeb3リーダーズ・ラウンドテーブルを開くなど、中東地域との連携を広げてきた。会合にはアブダビ投資庁(ADIA)のほか、DTCC、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)、ブラックロック(BlackRock)、サークル(Circle)、コンセンシス(Consensys)、ソラナ財団(Solana Foundation)など世界の主要機関が参加した。議論の結果は政策報告書として公表された。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.





