国際原油4.8%急騰、ブレント一時126ドル台 2022年6月以来の高値

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 中東の軍事的緊張の高まりを受け、国際原油が急騰し、ブレント原油は取引時間中に126.41ドルを付けたと伝えた。
  • トランプ大統領がイラン圧力に向けた海上封鎖と軍事作戦再開の検討に動く可能性が、高油価の長期化懸念を強めているとした。
  • 米国とイランの外交交渉の膠着が続くなか、ホルムズ海峡を巡る緊張が収まらず、エネルギー価格が上昇ペースを速めていると伝えた。

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写真:Shutterstock
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中東の軍事的緊張が再び高まり、国際原油相場が大幅に上昇した。

4月30日のロンドンICE先物取引所で、6月渡しの北海ブレント先物は日本時間午後2時時点で前営業日比4.81%高の1バレル123.71ドルを付けた。取引時間中には126.41ドルまで上昇し、2022年6月以来の高値を更新した。

同じ時間帯にニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引された6月渡しのWTI先物も、前営業日比2.69%高の1バレル109.75ドルとなった。一時110.93ドルまで上げ、110ドルを上回る場面もあった。ブレントとWTIは前日もそれぞれ6.1%、6.95%上昇していた。

原油高の直接の背景には、米軍の軍事選択肢を見直す可能性がある。米オンラインメディアのアクシオスは、中東地域の米軍を管轄する中部軍のブラッド・クーパー司令官が4月30日にドナルド・トランプ大統領と面談する予定だと報じた。軍事作戦の再開を真剣に検討していることを示唆する内容だと伝えた。

高油価の長期化への懸念も強まっている。4月29日には、トランプ大統領がイランに核放棄を迫るため、長期の海上封鎖を進めるよう側近に指示したとの報道が出た。これに続き、トランプ大統領が石油業界やトレーディング業界の幹部と会い、封鎖の長期化が米国内に及ぼす影響を抑える方策を協議したとの情報も伝わった。

イランは強硬姿勢を維持している。イラン国営プレスTVは4月29日、イラン軍の高官級安全保障筋の話として「米国がホルムズ海峡周辺で違法な海上封鎖を続けるなら、断固たる対応は避けられない。忍耐は限界に達している」と警告したと報じた。

米国とイランの外交交渉は膠着状態にある。イランが世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖し、これに対して米国はイラン関連船舶の海峡通航を遮断する海上封鎖で対抗した。第2次停戦交渉も決裂し、両国関係はさらに緊張している。

ウエストパック・バンキング(Westpac Banking)のロバート・レニー商品リサーチ責任者はブルームバーグに対し、「市場が頼りにしてきた安全網、つまり戦争はまもなく終わるという希望をトランプ大統領が壊した」と指摘した。さらに「トレーダーは今、不都合な現実に向き合っている。双方が自ら勝っていると信じており、どちらにも交渉に出る明確な誘因がない。エネルギー価格は上昇ペースを速めている」と分析した。

シン・ヨンヒョン 韓経ドットコム(Hankyung.com)記者 yonghyun@hankyung.com

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